レッドスキンズのリベラ新HCとTウィリアムスに前向きな対話
2020年02月12日(水) 12:29数カ月前、ワシントン・レッドスキンズとタックル(T)トレント・ウイリアムスの関係性には希望が残されていなかった。
その状況がどうやら変わったようだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に現地11日(火)に報じたところによれば、レッドスキンズとウィリアムスが対話を持っており、その内容はポジティブなもののようだ。完全な解決までは道のりが長く、片づけるべき多くの問題があるものの、チームはウィリアムスを2020年のプランに含んでおり、そのことが少なくとも両者のコミュニケーションを良好にしているとラポポートは伝えている。
それほど大きく事態が動いたようには聞こえないかもしれないが、ウィリアムスは2019年の終盤に、10年のキャリアを通して自身を雇ってきたチームへの嫌悪感を声高に語っていた。そんなウィリアムスがチームと対話の場を持つだけでも、大きな進展だ。
焼け落ちた橋を架けなおそうという努力は、新ヘッドコーチ(HC)にロン・リベラを雇用したことで勢いづいている。そして、より重要なのはチームの社長だったブルース・アレンの解雇だろう。ウィリアムスは後に希少がんの隆起性皮膚線維肉腫と判明した脳の腫瘍に対するチームの対処に不満を抱き、2019年にレッドスキンズでプレーすることを拒否していた。
アレンがチームの将来図から消え、トレーニングスタッフにも変更があった今、歩み寄るに足る理由が両サイドにできたようだ。リベラHCが先週に述べたように“彼は今もわれわれのメンバー”だ。ウィリアムスの方でもその状態を望んでいるかは、直に分かるだろう。
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