ブラウンズDEギャレットの出場停止処分が解除
2020年02月13日(木) 09:45マイルズ・ギャレットの出場停止処分が解けた。
クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)であるギャレットがNFLの決定によって復職したとチームが現地12日(水)に発表している。ギャレットはシーズン第10週から無期限の出場停止処分を受けていた。
ブラウンズのジェネラルマネジャーであるアンドリュー・ベリーは「われわれは両腕を広げてマイルズをわれわれのオーガナイゼーションに再び迎える」と声明を通じて述べた。
「われわれは彼が復帰に感謝し、過去と決別し、進化し続けてリーダーとして成長することを強く願っているのを知っている。われわれは彼の強力にポジティブな存在がチームメイトやプレーヤー、そして一人の人間としてコミュニティーに戻ってくるのを楽しみにしている」
シーズン第10週に行われたブラウンズ対ピッツバーグ・スティーラーズの試合終盤で起きた激しい乱闘の中心にいたのがギャレットだった。サーズデーナイト・フットボールとしてアメリカ全土に放送されたこの試合の中で、ギャレットはスティーラーズのクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフともみ合いになり、ルドルフがギャレットのヘルメットを引っ張った後、今度はギャレットがルドルフのヘルメットを引っ張り返す。ギャレットはルドルフから奪ったヘルメットを振り回し、それが何度かルドルフに当たっていた。
勝利を祝うはずだったブラウンズに、この乱闘騒ぎが暗雲を投げかけた。リーグは迅速に動き、ギャレットに無期限の出場停止処分を科したほか、モーキス・パウンシー(センター/C、スティーラーズ)とラリー・オーガンジョビー(ディフェンシブタックル/DT、ブラウンズ)にも嫌疑をかけ、それぞれのチームに25万ドル(約2,700万円)の罰金を言い渡した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは、5万ドル(約550万円)の罰金に対するルドルフの上訴は退けられたと情報筋の話を元に伝えている。
守備からギャレットを欠いたブラウンズは6勝10敗でシーズンを終えた。
ギャレットの復職が決まった今、それも過去のことだ。24歳のDEはまだ自身のピークに達していない。出場停止処分を受けた当時、ギャレットは10試合で10回のサックを記録し、NFLでトップ5に入っていた。キャリア最初の3年で記録したサック30.5回はブラウンズの選手で史上最多となっている。16試合すべてに出場していればどれだけ記録が伸びたことか、興味深いところだ。
無様な一件から評判を取り戻すべく、ギャレットは前に進んでいく。2020年にはスティーラーズとの試合が2つ組まれている。
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