QBダルトンのトレードに取り組むベンガルズ
2020年02月13日(木) 12:37シンシナティ・ベンガルズが2020年NFLドラフトの全体1位でチームの未来を担うクオーターバック(QB)を指名すると広く考えられているのと合わせ、チームにおけるQBアンディ・ダルトンの運命についての疑問が生じている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地12日(水)に放送された“NFL NOW”の中で、チームのプランを知る人物からの情報として、ベンガルズは適切な時期になればダルトンのトレードに取り組む意向だと報じた。
「一つ非常に明白なのは、ベンガルズのオーガナイゼーションがフィールド内外を問わずロッカールームでも、昨年にいかにあらゆることに対処したかについてアンディ・ダルトンをどれだけ高く評価しているかという点だ。私の理解では、チームのプランについて知っている人物によれば、彼らは適切なタイミングで、アンディ・ダルトンがシンシナティを出てトレードできるよう取り組む予定だということだ」とラポポートは伝えている。
「誰もが彼らはジョー・バロウを取る、もしくは、少なくともQBを取ると考えている。そのことはダルトンとも話し合われている部分だ。彼らはダルトンを評価し、彼と共に取り組んでいることを望んでおり、彼を良くない位置に追い込んだり、彼が賛成できない方向に進んだりするような意向はない」
ダルトンの契約はあと1シーズン残っており、保証金はない。トレードであれリリースであれ、ダルトンをカットすることでベンガルズはサラリーキャップ上で1,770万ドル(約19億5,000万円)を節約できる。
ベンガルズがベテランQBを売りに出してもなんら驚きではない。より大きな疑問は、ダルトンがオープンマーケットに出るリスクを取らず、ドラフトの利点を投げ出してまでベテランQBとその1年契約を獲得しようというチームがあるかどうかだ。
より良いドラフト指名権を得るため、ベンガルズがダルトンのサラリーの一部をかぶることに同意する可能性もある。
現地3月18日(水)に多くのベテランQBがフリーエージェントになることから、ベンガルズにはダルトンを新たなリーグイヤーまでキープし、市場から弾かれたチームがないか見てみるという選択肢もある。しかしながら、チームがダルトンにとって最良の道を望んでいることから、ベンガルズ首脳陣がそういった手にでるとは考えにくい。
いずれの道に進むにしろ、ダルトンのベンガルズとの日々が終わりに近づいていることには変わりないのだろう。最初に答えが出る疑問は、それがトレードを介してなのかどうかだ。
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