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プライオリティはQBではなく守備陣だとバッカニアーズHCエリアンス

2020年02月14日(金) 11:43

タンパベイ・バッカニアーズのシャキール・バレットとサンフランシスコ・49ersのレイケン・トムリンソン【AP Photo/Chris O'Meara】

ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンス率いるタンパベイ・バッカニアーズにはこのオフシーズンに決着すべき人事上の判断が多い。それらがチームの未来にとって非常に重要なものになる可能性がある。

ジェイミス・ウィンストンがフリーエージェント(FA)になることから、まずはクオーターバック(QB)ポジションから取り組みが始まるかと思いきや、エリアンスHCによればそうではないようだ。

「私としては、ディフェンス全体からだ。彼ら全員を手にすることはできないが、若手が育っている。それを手放すわけにはいかない。QBが誰であろうとかまわない。われわれにはディフェンスが必要だ」とエリアンスHCは語った。

バッカニアーズの2019年守備陣のデプスチャートには、3月にFAとなるキープレーヤーが多かった。すなわち、ラインバッカー(LB)ジェイソン・ピエール・ポール、ディフェンシブタックル(DT)エンダマカン・スー、LBカール・ナッシブ、DTラキーム・ヌーネス・ロークス、DTビュー・アレンだ。しかし、さらに重要なのは、LBシャキール・バレットを確保できるかという点になる。

2019年のサック王であるバレットは1年契約でバッカニアーズに加入し、それ以上の価値があることを証明して見せた。そして、バッカニアーズで長い時間を過ごしたいとの意向を明らかにしてもいる。そんなバレットは間違いなくバッカニアーズのプライオリティリストのトップにいるだろうが、同時にチームは前述の選手たちの誰を残留させたいか決断しなければならない。

QBについてチームはどうするのかについてより良い考えがあるか尋ねられたエリアンスHCは「ノー。誰を獲得可能か分からないからね」と返答している。

「ただ座って待つしかない。誰が獲得可能なのか? 彼の方が優れたオプションなのか? それが問題だ。決めるのに(FA解禁前に)3日間ある。リーガルタンパリングだ。誰か他の者を逃すのか? トレードの価値は? 何の答えもない今は非常に単調だ」

バッカニアーズにはいくつかの戦略があるように聞こえる。代役として誰もがほしがるQBと契約し(ライアン・タネヒルやテディ・ブリッジウォーター等)、ウィンストンをトレードに出す。もしくはつなぎのベテランQBと契約(フィリップ・リバース)し、ウィンストンを放出して後継者をドラフトで獲得する。または、最近レーシック手術をしたウィンストンをリーズナブルな価格でキープする。

新しいリーグイヤーが始まるころには、バッカニアーズは正しい手を打っているだろう。エリアンスHCがウィンストンの他の選択肢を検討するのに関心を抱いているのは明らかだ。しかし、まずは狂乱の時が始まるまでに主要なディフェンダーと契約することをエリアンスHCは望んでいる。

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