ブラウンズDEギャレットの主張に憤るスティーラーズHCトムリン
2020年02月18日(火) 12:24ピッツバーグ・スティーラーズのヘッドコーチ(HC)を務めるマイク・トムリンが週末に声明を発行し、クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットの主張で11月の試合中に人種差別的発言をしたとされたクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフへの支持を表明している。
普段は多くを語らないトムリンHCだが、現地17日(月)には『ESPN』の“First Take(ファースト・テイク)”によるインタビューの中で、強い口調でルドルフを擁護した。
「一番最近の件については、率直に言って憤りを覚えた」とトムリンHCは述べている。
「シーズン中に最初に起こった際には、そういった件についてじっくり対処したり、戦ったりする時間がなかった。われわれは自分たちの見解を述べた。クリーブランド・ブラウンズともNFLのオフィスとも、関係するすべての陣営と完璧に協調してきた。そして、そこから進む必要があった。次の試合が待っていて、ただそれだけに集中したかった。しかし、こういった主張が先週末にまた戻ってきた。私はメイソンがしっかり守られていることが妥当だと考えた。われわれとNFLによって、徹底した調査が行われた。こういった批判は深刻だ。メイソン・ルドルフの人格にかかわる面だけではなく、彼がプロとしての道を探求していく上でもだ。あのフィールドにいた者でマイルズ・ギャレットが言うようなことをしたと裏付けられた者はいない。それはわれわれとNFLが確認したことだ」
トムリンHCはギャレットのインタビューをめぐるESPNのディスカッションがルドルフに対してフェアではないと考える理由を次のように説明している。
「それは“彼は言った”という一方的な主張の形で提示されていた。今日でさえ“彼は言った、彼は言った”だ。NFLのオフィスは関係するすべての陣営に対して、個人へのインタビューやフィールド上のテクノロジーの分析を含む徹底した調査を行ったことを非常に明確にしていたと思う。そして、彼らはマイルズの申し立ての証拠を見つけなかったし、それについて述べられるべきだ」
土曜日、ルドルフは『Twitter(ツイッター)』で今回の主張は“1000%間違い。大うそ”と述べていた。また、ルドルフの代理人は声明文において、ギャレットに対して法的措置が取られる可能性を示唆している。
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