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QBブリーズは2020年もセインツでプレー

2020年02月19日(水) 10:10


ニューオーリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/John Raoux】

クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズはスーパーボウルの直前に将来についての決断は自分次第だと明かしていた。

現地18日(火)、ブリーズは2020年シーズンもニューオーリンズ・セインツに戻ることを発表している。

「これが2020年シーズンに向けた気持ち! その最後にふさわしい報いが待っていることを期待して、仕事と旅を楽しみにしている!!! #WhoDatNation(セインツファン)が大好きだ。さあ、もう一度やろう!」

見晴らしのよい岬からの風景を通じて、ブリーズは20シーズン目に戻って来ることを世界に伝えている。

このタイミングでの決断はベテランが現在の契約からさらなる報酬を引き出そうと試みたわけではなく、純粋に華々しい経歴を持つスターが自分の中に再び戦うだけの力があるか考えた結果だ。

ハイレベルでプレーできるフランチャイズQBは常に手に入るわけではない。だからこそセインツはニュオーリンズの市長選で地すべり勝利を決めることもできそうなQBをキープできるかぎり、2020年に向けて手持ちのチップをすべてつぎ込むことだろう。これは賢い短期的ビジネスであり、特にけがから復活した後でもやり遂げることができると証明したQBが相手となればなおさらだ。

ブリーズはラスト9試合でパス成功率74%、2,571ヤード、タッチダウン25回、インターセプト2回を記録した。試合数が少なかったために昨シーズンの数字には見た目通りではないところがあるが、第1週のトータルヤードを残るトータルに足して(アテンプト5回にとどまった第2週を除外する)計算される試合平均294.1ヤードで16試合したと想定すると、ブリーズは40歳にして5,000ヤードを超えていたことになる。

もちろん、まだ必要とされていると知った状態で戻る方が容易なのは確かだ。たとえば、南カリフォルニアにおけるフィリップ・リバースの状況が同じだとは言えない。5試合の欠場につながった親指のけがから復帰したブリーズは、これからもナンバー9をセンターの後ろに望むチームに戻るというぜいたくさを満喫するだろう。

セインツが競争力を保つにはサラリーキャップの部分で取り組むべき課題があるものの、ブリーズがラインアップにいるときは常に好機があった。それが2020年も続くことになり、まずは一安心というところだろう。

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