ニュース

トレード候補選手にジェッツRBベルの名も

2020年02月19日(水) 11:41

ニューヨーク・ジェッツのリビオン・ベル【AP Photo/Steven Ryan】

トレードマーケットは早めのスタートを切った様子で、すでに何人かのビッグネームが市場に現れている。NFLの新たなリーグイヤーが近づく今、何らかの大きな動き出てくるかもしれない。

今後チーム間でトレードの合意に達する可能性のある選手を見ていこう。

ランニングバック(RB)リビオン・ベル/ニューヨーク・ジェッツ

大型契約のあるベルだが『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地17日(月)の“NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)”で伝えたように、ジェッツは前ジェネラル・マネジャー(GM)が契約したベルのトレードに関して完全に扉を閉じているわけではない。ベルはジェッツのスキームに合わない様子で、弱いブロック網はベルの忍耐強いランニングスタイルとは水と油だ。それでも、ラポポートが指摘するように1,300万ドル(約14億3,000万円)もの契約はトレードの障害になるかもしれない。保証金の大部分をジェッツが支払うことでトレード相手が見つかる可能性はあるが、それさえも実現できるかは疑わしい。ベルは18日に28歳になった。

コーナーバック(CB)ダリウス・スレイ/デトロイト・ライオンズ

スレイは昨シーズンのトレード期限前に市場に出ていた。再びうわさの元になっているスレイは、今回のトレード有力候補になるかもしれない。契約最終年を迎えるスレイのベースサラリーは1,000万ドル(約11億円)となっている。新しい契約を希望するスレイは昨オフシーズンにホールドアウトしていた。ライオンズがスレイへの相場の支払いを望まないのであれば、別のチームがそうするだろう。いかなるトレードトークであれ、スレイを獲得するチームによる大型の新契約についての話し合いが含まれるはずだ。ライオンズはそれなりの埋め合わせも求めている。ラポポートによれば、ライオンズはすでにトレードの話し合いを行っており、複数のクラブが関心を占めいているものの、今のところ実際の動きが直近で起こる様子はないという。

クオーターバック(QB)キャム・ニュートン/カロライナ・パンサーズ

時が進むにつれ、パンサーズはよりニュートンのトレードに気持ちが傾いているようだ。ラポポートはマット・ルール新ヘッドコーチ(HC)起用に伴うパンサーズのチーム再建が当初考えられていたよりも大掛かりなものだと指摘した。潜在的なニュートンのトレードにおいて最大の要素は健康状態になる。チームは3月にはニュートンが何らかのフットボール活動を行うことが可能だと考えているとラポポートは述べている。健康状態に問題ないことを証明できれば、ニュートンのトレードマーケットの競争力は増すだろう。元MVP選手であるニュートンの行き先としてはロサンゼルス・チャージャーズ、インディアナポリス・コルツ、タンパベイ・バッカニアーズなどが考えられる。

QBアンディ・ダルトン/シンシナティ・ベンガルズ

ベンガルズが2020年のNFLドラフト全体1位でQBを選択すると見られることから、シンシナティにはもはやダルトンの未来はない。ラポポートは以前、ベンガルズが適切なタイミングでダルトンに条件の合うトレードパートナーを見つけるべく動く計画だと伝えていた。『Rap Sheet(ラップ・シート)』は月曜日に、リーグ内のいくつかの情報元が今の時点で考えるトレード相手がニューイングランド・ペイトリオッツだとつけ加えた。ただし、それはトム・ブレイディがチームを去ることを決めた場合に限る。

【A】