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QBメイフィールドのフットワークを変更するとブラウンズOCヴァン・ペルト

2020年02月20日(木) 11:07

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/David Richard】

クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドがまだ短いNFLキャリアで共に働いてきた攻撃コーディネーター(OC)を数えようと思えば、今のところは片手で足りる。しかし、わずか2シーズンが過ぎたところで、もう指が足りなくなりそうだ。

メイフィールドのフットワーク変更については同じ状況が起こらないことを願うばかりだ。

クリーブランド・ブラウンズの新OCであるアレックス・ヴァン・ペルトは現地19日(水)、メイフィールドのフットワークを変更するプランがあること、そして、“メタリカではなくモーツァルトのように”してほしいと考えていることを明かした。

ヴァン・ペルトが挙げた例の中には、ショットガンにおけるスナップ前のメイフィールドの足の位置がある。ヴァン・ペルトは前に出す足を右足から左足に変えることを望んでいる。そうすることで、3ステップドロップがよりなめらかになるというのがヴァン・ペルトの考えだ。

「そうすることでQBがよりリズムのあるプレーができる。QBジャンキーな話だが、私はそうなると考えている」とヴァン・ペルトは説明した。

「私の意見では、それが3ステップゲーム、つまりクイックゲームの役に立つはずだ。よりリズムがあり、ロボット的ではなくもっとなめらかになる」

ヴァン・ペルトはこれが変更のための変更ではなく、メイフィールドが3シーズン目に改善するのを助けるためだとしている。メイフィールドが運命を決するシーズンを迎えるわけではないものの、2シーズン目に欠けていたポジティブな進歩を示す必要がある。

「私にはフットワークについての信念と哲学があり、それは私にとっても、またケビン(ステファンスキー/ヘッドコーチ)にとっても重要だ。すべては足から始まる。足はうそをつかない。それを通して成長していくんだ」

ヴァン・ペルトはこの変更がメイフィールドのパス成功率を64%以上にするための努力であり、この数字は効果的なQBの“ベンチマーク“だと述べている。

何であれ、ヴァン・ペルトは自分がどのような人間であるか、そして、メイフィールドと共に何を達成したいかについてはっきりと自信を持っているようだ。NFLで9シーズンを過ごした元QB、かつQBにアドバイスしてきたアシスタントとしての経験から、ヴァン・ペルトは自分が課した水準に達することをQBに期待している。OCとしてもそれは変わらず、攻撃陣のミーティングにおいても自身のプランが“その部屋の声になるはず”とヴァン・ペルトは語った。

クリーブランド・ブラウンズで新たなコーチ変更があった今、シーズンが始まるまでにスタッフそれぞれが行った一つ一つの動きを批判する時間はたっぷりある。試合開始まで半年あるのはスタッフがお互いを知るのにはよいことだ。しかし、そう遠くないうちにフィールド上のアクティビティが再び重要になる。今回のコーチ陣がどれほど長生きできるか見てみよう。

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