新CBAはプレーオフ進出枠の拡大等を提案
2020年02月20日(木) 13:06現地20日(木)にNFLオーナーらがニューヨークでNFL選手会(NFLPA)との労働交渉についての話し合いを行うと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・シルバーが現地水曜日に伝えた。選手らは金曜日に電話会議を通じてオーナーらの提案を話し合うとNFLネットワークのトム・ペリセロがつけ加えている。
これから2日間程度ですべてがうまくいけば、新しいリーグイヤーの開始日である3月18日(水)を前に新たな団体労働協約がリーグとNFLPAの間で批准されるという。
新たな提案ではレギュラーシーズンを17週に拡大することが選択肢として提示されると、ペリセロとNFLネットワークのイアン・ラポポートが報じた。実際にそれが導入される可能性が最も高いのは2022年だとシルバーはつけ加えた。
レギュラーシーズンの1試合追加は両サイドの争点になっていた。シーズン中のトレードによって昨シーズンに17試合を戦ったサンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)エマニュエル・サンダースら一部の選手は、すでに声高に反対を唱えている。
それ以外で論点になっていたのは収入分配だ。
新CBAの提案では、2011年に承認されたCBAが保証する総収入の47%より選手らの受け取り分を増やすとされている。ペリセロとラポポートが伝えた内容によれば、年間16試合にとどまった場合は48%、17戦が承認された場合は48.5%への上昇が提案されているという。
選手会は長い間、試合の追加なしでの分配上昇を望んでいたものの、リーグは次のテレビ契約の一環として試合増加を推し進めてきた。
レギュラーシーズンに1試合追加し、プレシーズンを3戦に短縮する傍ら、新たなCBAでは予想された通り2020年にプレーオフに進むチームを12チームから14チームに拡大する案を提示することになりそうだ。そうなると、試合免除を獲得するのは各カンファレンスにつき1チームとなる。
1990年に出場枠が12チームに拡大されて以来、ポストシーズンに進めるチームの数は変更されていない。
現在のCBAは2020年終了後に期限切れとなる。
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