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チーフスの「家族的雰囲気」がSBのランにつながったとSマシュー

2020年02月20日(木) 22:48

カンザスシティ・チーフスのタイラン・マシュー【AP Photo/Patrick Semansky】

スーパーボウルで勝つためには多くのものが必要だ。才能、コーチング、プレーメーキング、そして少しの運。NFLの頂点に立つチームになるためには、これらの強力なブレンドが必要になる。

カンザスシティ・チーフスのセーフティ(S)タイラン・マシューは、これに加えてもう1つ、チーフスが今月初めにロンバルディ・トロフィーを掲げることにつながった要素があると考えている。ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードの作り上げた文化だ。

「彼は家族のような雰囲気を作ったんだ。みんながその一員なんだと感じさせた。俺もここの人たちに声を掛けられた時からすでにそれを感じていた」とマシューはポッドキャスト“At Home with Linda and Drew Scott(アットホーム・ウィズ・リンダ・アンド・ドリュー・スコット)“で語っている。「実際ここの建物に足を踏み入れてからも同じだ。上から下まで、家族みたいな雰囲気だ。その評価はかなり控えめだと思う。ここには自分が一番だと思っているボスタイプの男たちがたくさんいて、そういう連中をうまくまとめて仕事をさせなきゃならないんだ。でも、こういう選手たちのために特定の環境を作り出せれば、彼らの実力を最大限に引き出すことができる。ボスタイプの連中からベストを引き出すには、家族みたいな環境を作るのが一番だという傾向がある」

そうした雰囲気を育てるのに、マシューはフィールドの内外で鍵となった。ダイナミックSの彼はセカンダリーを率い、ボールを追い回してカバレッジでクオーターバック(QB)を混乱させた。彼のリーダーシップもスーパーボウルへの道のりで大きな役割を果たしていた。

「毎週木曜日にはディフェンス陣と過ごすようにした。一緒にプレーするのが初めての人も多かったからな」とマシューは述べた。「完全に新しいディフェンスだった。新入りは俺だけじゃなかったんだ。俺たちがスーパーボウルに勝ったり、いい守備をしたりするためには、お互いにいい関係になる必要がある。うまくやっていかないといけないんだ」

彼らはその通りうまくやった。

チーフスのディフェンスは新しい守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロの下、徐々に団結を強めていった。

「11月頃から、俺たちのディフェンスは本格的にうまくかみ合うようになった」とマシューは言う。「その時点で、自分たちのしていること全てが成果を挙げ始めていると分かったよ。木曜日に集まり、ゲーム前には途中で軽く夕食を取る。ディフェンス全員が飛行機の1カ所に固まって座っているから、話してコミュニケーションを取ることができた。それが多ければ多いほど、誰かとじっくり向き合っていると、自然にその人のためにうまくやりたいって思うようになる。それが俺たちの成功につながったんだと思う」

どのチームも選手たちが目の前のゲームに集中できる雰囲気を作ろうと努力する。2019年のチーフスはその完璧なバランスを見つけることができたというわけだ。

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