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NFLオーナーらが新CBAを承認

2020年02月21日(金) 10:24

フットボール【AP Photo/Chuck Burton】

現地20日(木)にニューヨークで行われた会合にてNFLのオーナーらがリーグとNFL選手会(NFLPA)の間で結ばれる新たな団体労働協約(CBA)の内容を承認したと、リーグが声明を通じて発発表した。

声明には「NFLの選手およびクラブが共同で10カ月以上の集中的で徹底した交渉を通じ、競技の未来を変え、過去、現在、未来の選手たちにフィールド内外で提供され、NFLの第二世紀をさらに優れたものとし、ファンにとってエキサイティングなものにしていく新たな改訂された条文を発展させてきた」とつづられている。

「メンバーシップは本日、新団体労働協約の基本部分において、交渉された条文を投票によって承認した。新たな協約が成立するには、選手会の投票による承認も必要になる」

「クラブと選手には来週までにシステムが適切に機能し、彼らがそれに従って運営するルールを把握している必要があるため、メンバーシップは選手らが交渉された条文を承認しないことを決定した場合、2011年に結ばれたCBAの最終年に従って進めることも承認している。このプロセスとNFLPAのわれわれのパートナーたちに敬意を表し、今の時点ではこれ以上のコメントはない」

選手とその代表者らは現地金曜日に電話会議によってオーナーが承認したCBA案を検討する予定だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。32名の選手代表が金曜日にCBA案に対する投票を行い、3分の2以上が賛成した場合、選手による最終投票にかけられ、そこでは単純な多数決で賛否が決する。

ペリセロは木曜日に「今後10年の労働上の平安が決する可能性のある重要な24時間だ」と話していた。

オーナーシップが木曜日に検討した新CBA案ではレギュラーシーズンを17試合に拡大すること、選手の収入分配を少なくとも48%に増加すること、プレーオフ出場チームを2020年から14チームに増やすことなどが盛り込まれている。

オーナーらによる最終的な投票は満員一致ではなかったものの、承認に足る結果だったとNFLネットワークのマイク・ガラフォロが伝えた。また、承認されることは予測されていたともガラフォロは述べている。

新CBAが選手の承認も受けて3月18日(水)に新リーグイヤーが始まるまでに施行された場合、サラリーキャップやフリーエージェントの状況に変化が生じる可能性がある。

注目すべき変化の一つが、フランチャイズタグ期間が2月25日に始まった際、各チームがフランチャイズタグかトランジションタグのいずれかしか使用できないという点だ。新CBAが合意に至らなかった場合、現行CBAの最終年では各チームが2つのタグを使うことが可能になっていた。これが合意に至った場合、ダラス・カウボーイズやタンパベイ・バッカニアーズ、テネシー・タイタンズといったタグを2つとも使うと見られていたチームに影響がおよぶかもしれない。

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