QBタネヒルとタイタンズが4年の契約延長に同意
2020年03月16日(月) 13:52晴れてライアン・タネヒルはナッシュビルで家を購入することが可能になった。
テネシー・タイタンズとタネヒルが1億1,800万ドル(約126億5,000万円)で4年の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(日)に伝えた。6,200万ドル(約66億5,000万円)が完全に保証され、トータルでの補償額は9,100万ドル(約97億6,000万円)になるという。
この契約は2つの意味で重要になる。第一には、タイタンズが自分たちのクオーターバック(QB)と目する選手を今後3年から5年にわたって確保したこと、ならびに、大量の資金をそこに投じたこと。第二には、タイタンズが重要かつ大型の契約を片づけ、こちらも間もなくフリーエージェント(FA)となるランニングバック(RB)デリック・ヘンリーにフランチャイズタグを使う道を形作ったことがある。
2019年のNFLカムバック選手賞に輝いたタネヒルは、ベンチを脱してチームの巻き返しを助け、この年のリーグベストのバサーレーティング(117.5)を記録してパス成功率は70.3%、2,742ヤード、タッチダウン対インターセプト比は22対6だった。タネヒルはまた、ヘンリーに多くのボールを渡しており、ヘンリーはリーグのラッシング王としてシーズンを終えている。タイタンズはポストシーズンAFCチャンピオンシップ戦まで同じような道のりをたどり、ヘンリーはプレーオフの3試合で446ラッシングヤード、タッチダウン2回をマークした。この間にタネヒルが投じたパスはわずか60回だった。
タネヒルをQBに据えてから、タイタンズはシーズンラスト10試合で7勝を挙げ、ワイルドカードへの切符を手にした。タネヒルが出した結果はタイタンズが元全体2位指名選手のマーカス・マリオタと共に見せたパフォーマンスをはるかに上回っている。
Tennessee let’s run it back 🙌🏼🙌🏼🙌🏼🙌🏼 #TITANUP pic.twitter.com/rydM0LSoEN
— Ryan Tannehill (@ryantannehill1) March 15, 2020
「テネシー、さあ戻ろう」
この契約が賢明だったのか、それとも愚かだったのかは、そのうち分かるだろう。いずれにせよ、タイタンズのオフシーズンのto-doリストには1本の太い赤線が引かれ、チームは次の一歩に動くことができる。これでトム・ブレイディとナッシュビルを関連させるうわさも静まるはずだ。
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