ベテランQBとの契約やトレードは考えないチャージャーズ
2020年03月19日(木) 11:22クオータバック(QB)トム・ブレイディ獲得レースから外れたロサンゼルス・チャージャーズは、タイロッド・テイラーを先発QBと想定して前に進んでいく。
チャージャーズはベテランQBと契約したり、トレードしたりすることを考えていないと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。
フリーエージェンシーでジェイミス・ウィンストンを獲得したり、キャム・ニュートンやアンディ・ダルトンのトレードを試みたりする代わりに、チャージャーズはテイラーを信じて2020年のチームのベテランシグナルコーラーに据える意向だという。
このニュースはチャージャーズがドラフト全体6位指名権をQB獲得にあてる可能性、もしくは、そうするためにトレードアップする可能性を示唆している。シンシナティ・ベンガルズが全体1位でQBジョー・バロウを指名すると見られる中、アラバマ大学のトゥア・タゴヴァイロアやオレゴン大学のジャスティン・ハーバートがチャージャーズの狙える新人シグナルコーラーに入ってくる。
テイラーと若手の将来あるQBを組ませることが、チャージャーズにとって賢明な判断になるだろう。
ヘッドコーチ(HC)のアンソニー・リンは一貫してテイラーのリーダーシップとオフェンスを動かす能力を称賛してきた。テイラーはバッファロー・ビルズ時代に、リンHCの元でベストシーズンを過ごしている。30歳のテイラーの可動性はチャージャーズがガード(G)トレイ・ターナーをトレードで獲得し、フリーエージェントのライトタックル(RT)ブライアン・ブラガと契約して2020年に目指すラン優先のオフェンスとマッチする。
14年間にわたってフィリップ・リバースがチャージャーズのショーを引っ張ってきた後、チームの攻撃陣は新たな方向へ進もうとしている。そのプランはテイラーによって始まり、次のフェーズは2020年NFLドラフトの1巡目で決するだろう。
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