ラムズがRBガーリーを放出、トレードは成立せず
2020年03月20日(金) 06:37ロサンゼルス・ラムズがトッド・ガーリーと袂を分かつことを決めた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話としてラムズがランニングバック(RB)ガーリーをリリースしたと報道。
その後、チームがこれを認めている。
ラムズはガーリーの契約を完全に保証しなければならなくなるアメリカ東部時間19日(木)16時までに決断を下す必要があった。保証額は1,050万ドル(約11億6,200万円)だった。リーグ内で交渉を進めたものの、トレードは成立せず、リリースに踏み切ったとのこと。
ラムズは2018年にガーリーと4年5,750万ドル(約63億7,000万円)で契約しており、満了するまであと2年が残っていた。ラムズは今シーズンのロースターボーナスとして755万ドル(約)を支払う義務が残っており、サラリーキャップにおいてデッドマネーは2,015万ドル(約22憶1,000万円)になる。NFLネットワークのトム・ペリセロはガーリーが新天地を見いだし、新たな契約を結べばロースターボーナスの一部、250万ドル(約2億7,700万円)は相殺されることになると伝えている。
2017年度の最優秀攻撃選手賞を受賞したガーリーは2018年に1,251ヤードを走り、17タッチダウンを挙げたものの、すでに膝の問題が出始めていた。2018年シーズン終盤の2試合を欠場した後、ラムズはスーパーボウルへの出場を果たすも、ガーリーのプレーは大きく下降していた。
昨年のオフシーズンには膝の問題が取り沙汰され、2019年シーズンが始まっても鎮まることはなかった。ラムズを率いるヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイはラムズがガーリーの膝問題を心配していないと主張していたものの、ガーリーのパフォーマンスには陰りが見えていた。
大型契約が締結されてから2年、その間に3,450万ドル(約38億2,200万円)を支払ったラムズが今になって後悔していることは明らかと言えよう。ラムズはチームの顔となってきた選手抜きで真新しいスタジアムに移ることになる。
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