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ペイトリオッツがKゴストコウスキーをリリースへ

2020年03月24日(火) 12:01

ニューイングランド・ペイトリオッツのスティーブン・ゴストコウスキー【Ryan Kang via AP】

ニューイングランド・ペイトリオッツでまた一つの時代が終わる。

ペイトリオッツがベテランキッカー(K)スティーブン・ゴストコウスキーをリリースすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。

最初にこの動きを伝えたのは『The Boston Globe(ボストン・グローブ)』だった。

3度のスーパーボウルチャンピオンであるゴストコウスキーは2006年にアダム・ビナティエリと交代し、伝説的なキッカーの後任としてこれ以上なく良くやってきた。

ゴストコウスキーはペイトリオッツの支えであり、12月や1月に行われるきわめて重要な試合で悪い流れを断ち切るだけの足を持っていた。ペイトリオッツで過ごした14シーズンにおいて、ゴストコウスキーはフィールドゴール成功率87.38%を記録しており、『Pro Football Reference(プロフットボール・リファレンス)』によれば、これは現時点で史上5位の成績となっている。しかしながら、過去2シーズンは苦戦してきた。

昨年、36歳のゴストコウスキーは手術を要する臀部の負傷で故障者リスト入りする前の4戦で、フィールドゴールを1度失敗し、エクストラポイントを4回外した。去る1月には15シーズン目もキャリアを継続したいとの心中をNFLネットワークのマイク・ジアルディにうかがわせていたが、まずは身体を整えることが必要になる。

ゴストコウスキーが負傷した後、ペイトリオッツのKポジションには多くの選手が来ては去っていった。現在はフリーエージェント(FA)になっているニック・フォークが、テネシー・タイタンズに敗北したプレーオフ戦でペイトリオッツのためにキックをした最後の選手となっている。

契約最終年に入るはずだったゴストコウスキーをカットすることで、ペイトリオッツはサラリーキャップ上で264万ドル(約2億9,000万円)をセーブし、140万ドル(約1億5,000万円)のデッドマネーを抱える。

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