新型コロナウイルスとの戦いを支え続けるNFLチームら
2020年03月24日(火) 14:33新型コロナウイルスのパンデミックと戦うべく、NFLの4チームが多額の寄付を行うことを発表した。
クリーブランド・ブラウンズのオーナーで『Haslam Sports Group(ハスラム・スポーツ・グループ)』の創設者であるディーとジミーのハスラム夫妻が、新型コロナウイルスに対するオハイオ州における救援活動に150万ドル(約1億7,000万)を寄付することをチームのウェブサイトで発表した。
「われわれは世界中の人々がCOVID-19(新型コロナウイルス)に影響を受けた人を助けようと行っている途方もない仕事に謙虚な気持ちを持ち、われわれのクリーブランドおよびコロンバスのコミュニティーで影響を受けている人々に前向きな影響を与えたいと思っています」と2人は声明で述べた。
「自分よりも他者を優先し、犠牲を払っている人々に感謝します」
このリリースによれば、100万ドル(約1億1,000万円)は広域クリーブランド新型コロナウイルス緊急対応基金に、50万ドル(約5,500万円)がコロンバス基金の緊急対応基金に送られるという。
月曜日に寄付を申し出たオーナーグループはハスラム夫妻だけではない。ニューヨーク・ジェッツとジョンソンファミリーは共同でニューヨーク市とノーザンニュージャージー、およびロングアイランドのユナイテッド・ウェイに100万ドルを寄付している。
ジェッツCEOのクリストファー・ジョンソンは声明で「ユナイテッド・ウェイは世界中の暮らし改善に取り組み続けており、われわれは今、これまで以上にコミュニティーを基盤とする組織を必要としている」と述べた。
「この見えざる敵に誰もが影響を受けている。ユナイテッド・ウェイは地元でこれに直面し、不相応にCOVID-19やアウトブレイクによる経済的結果に影響を受けている人々を助けている
また、グリーンベイ・パッカーズはブラウンカントリーとミルウォーキーエリアを助けるために計150万ドルの地域の救援基金を立ち上げると発表。
パッカーズの社長兼CEOのマーク・マーフィーはリリースを通じて「われわれは自分たちのコミュニティーにおいて先例のない困難に直面している」と述べた。
「われわれの非営利支援機関はいつもどおりの卓越した仕事をしていると知っているが、これから数週間、そしてこれから数カ月でさまざまなニーズやギャップが生じ、彼らには
さらなるリソースが必要になる。パッカーズは今と将来の彼らをサポートし、この難しい時期を乗りきるべく共に取り組んでいく」
ボルティモア・レイブンズとスティーブンおよびレニー・ビスシオッティ基金は合わせて100万ドルを新型コロナウイルス危機と戦う非営利団体を支援するために寄付している。
エデュケーショナル・エクセレンス基金、ユナイテッド・ウェイのセントラル・メリーランド支部、ボルティモア・コミュニティー基金、メリーランド・フードバンクにそれぞれ2万5,000ドル(約2,700万円)が送られる。
レイブンズ社長であるディック・キャスは声明において次のように述べた。
「われわれのコミュニティーで最もCOVID-19危機の影響を受けている人々を支援したい。これらの4組織を通じて寄付することを決めたのは、彼らがわれわれの基金を迅速かつ直接的にそれを必要としている人々に届けると確信しているからだ。われわれはこれらの組織それぞれと密接に協調しており、生活を支える彼らの働きは信じがたいほどだ。われわれは彼らの献身と、多くの人を活気づけ、支えるそのあり方に敬意を表している」
先週には多くのオーナーやチーム、選手たちが新型コロナウイルスのパンデミックと戦うための支援を表明している。
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