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祖母にセインツ入りを推されたWRサンダース

2020年03月24日(火) 16:51


サンフランシスコ・49ersのエマニュエル・サンダース【AP Photo/David J. Phillip】

NFLのフリーエージェンシー(FA)期間が始まるまでの数週間、ファンはソーシャルメディアを通じてビッグネームたちにひいきのチームに入ってくれるよう懇願する。ときにその猛攻はすさまじく、アメリカ全土のファンがリクエストの声を挙げる。

テキサス州ベルビルで育ったベテランワイドレシーバー(WR)のエマニュエル・サンダースにとって、何よりも先に耳に残っていたのは一つのチーム名を繰り返す祖母の声だ。“ニューオーリンズ・セインツだよ”と。

先週金曜日にセインツと2年契約を結んだサンダースは、現地22日(日)にセインツ入りを果たす上で大きな役割を果たしたのが祖母だったと明かしている。『The Athletic(ジ・アスレチック)』のキャサリン・テレルによれば、サンダースはこう語ったという。

「最初に電話をした中の一人が、ばあちゃんさ。向こうから電話が来たんだ。フリーエージェンシーが始まるときにばあちゃんとおじさんが電話してきて、彼女が“あんたがニューオーリンズに行くよう祈ってるからね”って言うんだ。テキサンズにはチャンスがあったし、レシーバーを必要としていた。カウボーイズもね。でも、ばあちゃんがあのチームが大好きで、ニューオーリンズのことを話すんだ」

「ばあちゃんはドリュー・ブリーズが好きで、ショーン・ペイトンが好き。そのオフェンスが好きで、俺がそこでプレーするのを見たいっていうんだ。俺が電話して話したとき、めちゃくちゃ興奮していたよ」

「それだけじゃなくて、試合に行きたければ文字通りドライブしていけることにも興奮していた。どれほどの距離になっているかは分からないけれど、とにかく去年は(サンフランシスコ・49ersがニューオーリンズでセインツと対戦した際に)俺の家族が15人くらいドライブで来たから、そんなに遠くはないはずだ。だから、南に戻れてすごくクールだし、家族に近いのもいいね」

すでにピッツバーグ・スティーラーズ、デンバー・ブロンコス、サンフランシスコ・49ersと共にスーパーボウルに行き、第50回大会で勝利しているサンダースには、再びロンバルディトロフィーを狙うチャンスがあるだろう。それが祖母の提案よりも大きな理由だった。

「結局、目的はニューオーリンズにスーパーボウルを持ってくることで、だからこそ俺はこの契約にサインした。ニューオーリンズ・セインツとならもう一度スーパーボウルで勝つチャンスがより高くなったと分かっている」

もしサンダースがセインツのスーパーボウル行きで大きな役割を果たしたならば、ファンはサンダースの祖母にも感謝すべきだろう。

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