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バーチャルな形での候補者たちのドラフト参加に取り組むNFL

2020年03月26日(木) 09:14

2018年NFLドラフト【AP Photo/David J. Phillip】

新型コロナウイルスのパンデミックが世界の人々に影響を与える中で広く行われている取り組みと同様に、NFLも未踏の領域に乗り出している。

2020年NFLドラフトは予定通りに行われる。ただし、フォーマットがかなり異なるのだ。ウイルスの拡散を抑えるために誰にもできることの中で最も重要なのは社会的距離を保つことであり、人々が集う伝統的な形でドラフトを開催することはできない。自宅でドラフトの模様を視聴するファンのため、そして、人生で初めてにして唯一の時を迎えるドラフト候補者たちのため、リーグは最高の経験を届けるべく努力している。

NFLは今週、トッププロスペクトたちに現地4月23日(木)から25日(土)に実施されるドラフトに参加するよう連絡をとると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。『NFL Media(NFLメディア)』が入手したエージェントたちが受け取った文書によれば、リーグは候補者たちがそれぞれの場所からバーチャルな形で放送に参加できるようなソリューションに取り組んでいるという。さらに、現役選手や過去のレジェンドたちも3日間のイベントに携わる見込みだとラポポートは述べた。

若き選手たちはファンの大歓声を受けてステージに上り、フラッシュを浴びながらNFLコミッショナーであるロジャー・グッデルとハグを交わすことはできない。しかし、リーグはこのイベントを生涯一度の特別な経験とすべく尽力している。それがどういう形になるかは、この先分かるだろう。

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