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ラムズ、レイブンズと決裂のDTブロッカーズと再契約

2020年03月28日(土) 00:12


ロサンゼルス・ラムズのマイケル・ブロッカーズ【Tom Hauck via AP】

見事な早業だった。

ボルティモア・レイブンズが現地27日(金)、契約条件について合意できなかったとしてマイケル・ブロッカーズとは契約しないと発表した直後、彼はロサンゼルスに舞い戻ることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、エージェントのスコット・キャスターラインからの情報として、ブロッカーズがラムズと再契約すると報じている。

ボルティモアに向かおうとしていたブロッカーズは思いがけず急転換を強いられた。

29歳のディフェンシブタックル(DT)は保証額2,100万ドル(約22億7,000万円)を含む3,000万ドル(約32億4,000万円)の3年契約をレイブンズと結ぶと考えられていた。ところが、昨シーズン終盤から引きずっているハイアンクルの捻挫がメディカルレポートに引っかかり、両者はどうしても契約の改訂方法について合意することができなかったという。

ラポポートはラムズとの3年契約が最大3,150万ドル(約34億円)に相当すると注記しており、レイブンズと交渉していた金額に匹敵するものだと述べた。

彼らの契約消滅は新型コロナウイルスのパンデミックによる最新の弊害だ。チームオフィスがどこもシャットダウンされ、選手たちは直接現地に赴いて身体検査を受けることができなくなっている。ブロッカーズのような出来事は起こるべくして起こった。

彼の医学的状況を熟知しているラムズならば、レイブンズとの間に生じたような溝を埋めることははるかに容易だっただろう。

ブロッカーズは2012年に1巡目で指名されてからキャリアの全てをラムズで過ごし、8シーズンで23回のサックと344回のタックルを記録した。ボルティモアとの交渉が決裂したことで、再びアーロン・ドナルドの横でキャリアを続けることになった。

【M】