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先発を任せられれば活躍してみせるとチャージャーズQBテイラー

2020年03月31日(火) 17:27

ロサンゼルス・チャージャーズのタイロッド・テイラー【AP Photo/Kelvin Kuo】

ロサンゼルス・チャージャーズはタイロッド・テイラーをベテランのオプションとして、2020年NFLドラフトで獲得するルーキークオータバック(QB)と組ませる計画のようだ。チームはテイラーの先発もあり得るとしていたものの、うわさと推測は絶えない。

チャージャーズがQB以外のポジションでロースターの層を深くしているのを受け、テイラーは自分に先発のチャンスがやってくればAFC西地区で存在感を示すことはできると考えている。

テイラーは『Orange County Register(オレンジ・カウンティ・レジスター)』に「うちのチームには才能ある選手がたくさんいる。俺が采配を振るっていいなら、俺たちは多くの人々を振り返らせるはずだ」と述べた。

最初の9シーズンを通して、テイラーは主にバックアップや自分より若いQBの代役としてプレーしてきた。フルタイム出場のチャンスがやってきたのはバッファロー・ビルズ時代で、2015年から2017年に43試合に先発。そのときでさえも、仕事をキープするためには何度かQB争いを勝ち残らなければならなかった。現在のチャージャーズヘッドコーチ(HC)アンソニー・リンの目にとまったのはそんなときだ。

それがベテランであれ、ドラフトのルーキーであれ、テイラーはチャージャーズ内に競争が起こることを懸念してはいない。

「自分のキャリアの浮き沈みのためだけでも、それはモチベーションになるね。ドラフト6巡目で指名を受けて、10年目に入ろうとしている。バッファローにいたときも、クリーブランドでプレーしていたときも、モチベーションになる要素は間違いなく多かった」とテイラーは言う。

チャージャーズが14年間先発を務めたQBフィリップ・リバースの離脱を発表した後、トム・ブレイディのタンパベイ・バッカニアーズ加入が明らかになってすぐに、チームはテイラーが先発としてシーズンを迎えることに満足していると明かしていた。リンHCは2020年にもっとランでボールを運ぶことを望んでおり、モバイルQBであるテイラーはそのスキームにぴったりと合うだろう。かと言って、フリーエージェント(FA)になっているキャム・ニュートンがチャージャーズに加入するとのうわさはやまず、特に元カロライナ・パンサーズQBのニュートンがアトランタでテイラーと共にワークアウトしていたのが分かってからはなおのことだ。

2020年シーズン第1週に自身がチャージャーズの先発QBを務めるかについて、テイラーは「それについて話すのはまだ早すぎると思う」と話している。

「俺は自分がコントロールできないことには決してフォーカスしない。それがベテランだろうがルーキーだろうが、(チャージャーズが)サインするやつでスタートする。俺がどうにかできるわけじゃないんだから、そこには集中しない。だから、そこに時間をかけ過ぎたら、自分がベストプレーヤーであるための準備をする時間がなくなるように感じる。感情面を切り離して自分がもっと良くなるよう集中し、先発の気持ちでそれぞれの仕事に取組むことについては、自分はよくできると思うよ」

新スタジアムに向かうチャージャーズは1巡目指名権を使って将来のQBを獲得すると見られる。彼らがアラバマ大学のトゥア・タゴヴァイロアを取りに行くのか、それとも全体6位で手に入る若きシグナルコーラーを確保するのかは、ドラフトに向けた最大の疑問の一つだ。

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