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今がQB交代のタイミングだったとパンサーズHCルール

2020年04月09日(木) 22:34

カロライナ・パンサーズのキャム・ニュートンとロサンゼルス・ラムズのダンテ・ファウラー【AP Photo/Brian Blanco】

チームの要石を置き換えるのというのはそう容易な決断ではない。証拠が必要なら、カロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)マーティ・ハーニーを見るだけでいい。現地7日(月)、彼はキャム・ニュートンのリリースについて“過去最大級に難しい決断だった”と打ち明けた。

パンサーズはこの数カ月、そうした決断を多く下している。そのうちの1つであるヘッドコーチ(HC)マット・ルールの起用はカルチャーチェンジをもたらした。ルールの新オペレーションで中心になるのはクオーターバック(QB)のテディ・ブリッジウォーターだ。彼はニュートンが離脱した後のパンサーズファンに気に入られるという難しいタスクを課せられている。

表面上は、けがが多く31歳になろうとしているQBを若いブリッジウォーターに置き換える理由の大部分は、ニュートンのプレーを続ける能力に疑問があるためと感じられた。しかし、ルールは8日(水)のテレビ会議の中でそうではないと明言した。

「彼にいいプレーができることには何の疑いも抱いていない」というルールの言葉を『ESPN』が伝えている。「彼は偉大なQBで、これまでしてきた多くのことをわれわれは見ている。ただ、われわれが前進するにあたり、今が正しいタイミングなのだと考えたまでだ。テディを手に入れる機会があり、自分たちには彼がぴったりだと直感した」

「それを実行に移して決めたんだ。容易ではなかったよ。だが、前に進むにはそれがベストだと考えたんだ」

1年目の攻撃コーディネーター(OC)ジョー・ブレイディの下で、ブリッジウォーターはいくらかそのやり方を知っている。2018年にブレイディがセインツで攻撃アシスタントを務めていた時に一緒だったことがあるからだ。

このオフシーズン中、新型コロナウイルスの影響でチームたちは身体検査を実施できず――これがニュートンの将来に影を落とした――ワークアウトを行うこともできずにいるため、そうした関係はいっそう貴重なものとなる。ルールは前に進むと決めた決断の重要性を強調した。

「キャムについてはあまりネガティブなことを言いたくない。なぜなら私は彼自身、そして選手としての今までの彼も、これからの彼もとても尊敬しているからだ」とルールは述べた。「結局のところ、私は自分たちがこれから先どう進むのかを決断しなければならなかった」

「この方向に進み、テディを入れるタイミングは今だと感じたんだ。ジョーと彼の関係、オフェンスの知識、このオフェンスで彼がしてきたことを考えると彼がいいと思った」

まだ当面は新しいチームメイトたちとの親交を深めることはできないが、ブリッジウォーターにはOCとの信頼関係という強みがある。チームはそれが大きな助けになると期待しており、2019年を有意義に終えたブリッジウォーターはQB1の地位奪還を目指している。

【M】