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ライオンズが全体3位へのトレードアップを望むチームと話し合い

2020年04月10日(金) 09:28


デトロイト・ライオンズ【AP Images/Rick Osentoski】

デトロイト・ライオンズは興味深い立場にある。

2020年NFLドラフトの全体3位指名権を持つライオンズは1位のシンシナティ・ベンガルズ、2位のワシントン・レッドスキンズに続いて選手を指名できるものの、誰もが欲するターゲットはライオンズの順番が来るまでにいなくなっている可能性が十分ある。

そういった可能性があるからこそ、チームたちはあらゆるケースに備えて計り知れない時間をつぎ込むのだ。ライオンズのドラフトに向けた準備作業には、トレードアップを求めているチームに全体3位を明け渡すための話し合いも含まれていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。ラポポートによれば、全体3位に上がることを求めているチームたちはライオンズとの話し合いの初期段階で受容的な態度だという。

ライオンズが全体3位にとどまり、オハイオ州立大学のディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングが自分たちの番までとどまっていたことを祝う、という筋書きは十分にあり得る。しかし、最も予想されているのはベンガルズが全体1位でクオーターバック(QB)ジョー・バロウを選択し、レッドスキンズが2位でヤングを指名というストーリーだ。ライオンズは最優先の候補がいなくなり、全体3位に値する選手が他に見当たらないとなった場合に備えなくてはならない。

その場合、ライオンズはトレードダウンしてQBを必要としているチームとのやり取りを通じて利を得ることができるかもしれない。そういったやり方が、ロースターの再編を続ける上で重要なツールになってくる。

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