ブラウンズ、WRベッカムのトレードのうわさを否定
2020年04月17日(金) 11:27クリーブランド・ブラウンズがワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムをトレードすることはない。
ブラウンズの最高戦略責任者であるポール・ディポデスタは現地16日(木)に行われた会見の中で、チームはスーパースターWRをトレードすることに乗り気ではないと話した。ディポデスタはベッカムについてのうわさを、チームはトレードに向けて動いていないときっぱりと語ることで否定した。
ディポデスタはベッカムのトレードをめぐる推測について「ややフラストレーションを感じる」と語ったと『ESPN』が伝えた。
「われわれが今、築いていこうと努力していることは非常に明らかだと思う。われわれは核となるプレーヤーたちの周りに築いていこうとしており、その核についてはチャンピオンシップに勝てるだけの技能のあるコアになり得ると思っている。そのコアから一部を取り除こうという考えはまったく意味をなさず、われわれが追求していることでも断じてない」
『WFAN 660』のマーク・マルーシスは現地15日(水)、ブラウンズが2021年の2巡目および5巡目指名権と引き換えにベッカムをミネソタに送る話し合いをミネソタ・バイキングスと行っていると報じていた。
ブラウンズは昨年に大型契約によってベッカムを獲得したものの、クリーブランドでの初年度はフラストレーションと1シーズンにわたる複数のけがとの相まったものだった。ベッカムやそのチームメイトであるWRジャービス・ランドリーがサイドラインでのヘッドコーチ(HC)フレディー・キッチンズとのやりとりの中で次第に不満を隠さないようになっていき、キッチンズHCはレギュラーシーズン終了後にわずか1年でチームを去っている。
ブラウンズはその後、元バイキングス攻撃コーディネーターのケビン・ステファンスキーをHCとして雇い、ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・ドーシーを33歳のアンドリュー・ベリーと入れ替えた。フリーエージェンシー(FA)でもきわめて活発に動いたブラウンズはタイトエンド(TE)オースティン・フーパーやライトタックル(RT)ジャック・コンクリンらと契約。また、来週実施されるドラフトでは全体10位指名権を有している。
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