ニュース

DLジョーンズを未来にわたってとどめたいとチーフス

2020年04月17日(金) 16:45


カンザスシティ・チーフスのクリス・ジョーンズ【AP Photo/Colin E. Braley】

スーパーボウルチャンピオンであるカンザスシティ・チーフスが傑出したディフェンシブラインマン(DL)であるクリス・ジョーンズにフランチャイズタグを用いることは予測されていた。

チーフスのジェネラルマネジャー(GM)であるブレット・ビーチは現地16日(木)、タグは急成長を遂げるスターとの長期契約を確保するための手段であることを望んでいると明かした。

チームによれば、ビーチはタグ付けされた選手と複数年契約を結ぶ期限に触れて「契約をまとめるデッドラインは7月15日だったと思う」と話し、次のように続けたという。

「だから、対話を続けてクリスと何かに取り組んでいく時間はたくさんあるが、われわれは間違いなく、彼を来年だけではなく未来にわたってとどめるために取り組むつもりだ」

チーフスが3月16日にジョーンズに非独占的フランチャイズタグを用いたとき、それは驚くような動きではなかった。しかし、昨オフシーズンにはチーフスがシアトル・シーホークスにタグ付けされたフランク・クラークをトレードで獲得し、逆に自らタグ付けしたディー・フォードをサンフランシスコ・49ersに送り出したことを踏まえれば、今回はそれとは違ってジョーンズがチームに残る見込みであることが改めて確認されたと言える。

「われわれはクリスやカッツブラザーズ(ジョーンズの代理人)と多くの話し合いをもってきたし、それを続けていく。われわれにはたくさんの時間がある。確かに今われわれは独特な環境で働いており、フリーエージェンシー期間の舵をとって数名を維持できた。ドラフトに取り組んで対話を続けるつもりだし、クリスがいかに才能ある選手かは分かっている。フランチャイズタグがそれを物語っていると思う。それに、時間もたくさんある」

ジョーンズ側にも同じことが言えるようだ。

26歳のシーズンを迎えるジョーンズはこれまで4年間プレーし、2018年にサック15.5回で注目を浴びるようになった。昨シーズンはけがで3試合に欠場しながらも相手チームの攻撃ゲームプランに警戒され、サック9回を記録してディフェンシブラインのどこにでもつくことのできる多才な選手として活躍。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』による87.6というグレードはインテリアディフェンシブラインマンにおいてリーグ6位であり、未来は実に輝かしく見受けられる。

ビーチの願いが実現すれば、その未来はカンザスシティで訪れることになるだろう。

【A】