ペイトリオッツが新時代のユニフォームを公開
2020年04月21日(火) 12:42新たな10年紀が始まり、トム・ブレイディの離脱と共にニューイングランド・ペイトリオッツに新しい時代がやってくる。チームの装いにもそれが表れている。
ペイトリオッツは現地20日(月)に『Twitter(ツイッター)』へ投稿した動画で新しいユニフォームを披露した。
The look we love, promoted to primary.
Order now: https://t.co/SxB09Sfb9X pic.twitter.com/sfkUq81OUp
— New England Patriots (@Patriots) April 20, 2020
「われわれの愛する装いがプライマリーに昇格した。今すぐご注文を」
見覚えがある? それもそのはず。ペイトリオッツは過去2年にわたってインターネットの世界から受けていた要望を実行している。すなわち、シャープなカラーラッシュバージョンをスタンダードにすることだ。
とはいえ、単純にカラーラッシュバージョンがプライマリーになっただけではない。ペイトリオッツはまったく新しいロードユニフォームを導入するほか、いくつかの主要な部分を変更している。2000年から使用してきたホワイトのロードジャージーに代わり、ホームの人気のある(元)代替ユニフォームの要素を反映した新たなホワイトのシャツが採用された。ホームジャージーのサイドと肩にシルバーの、ロードジャージのサイドと肩にブルーのパイピングが入っていたのをやめ、ペイトリオッツはよりクリーンな3本線のショルダーストライプ(UCLAストライプといて知られている)を取り入れている。これはチームの復刻版ユニフォームに最初に使われたのち、カラーラッシュバージョンに採用されていた。このストライプはホワイトジャージにレッド・ネイビー・レッドのパターンで表れ、AFL時代のチームの最初期を思い起こさせるデザインとなっている。
最も大きく変わった要素の一つはジャージーナンバーだ。2000年に導入された大きく、派手なところのある数字はペイトリオッツの成功の象徴でもあったが、それももう過ぎ去ったこと。新たに取り入れられたのはトラディショナルなブロック体で、ホームジャージーにはこれまでと同じレッドとシルバーの縁取りが施されている。ロードジャージーには新しい要素として、こちらにもレッドとシルバーの縁取りが取り入れられた。これまでホームのカラーラッシュセットとして使われていたものと同じパンツが新ユニフォームにそのまま移行したものの、これにはシルバーが入っていないため、ロードジャージーに取り入れられた数字の縁取りがユニフォームをシルバーのヘルメットに結びつけるだろう。
チームはホームではオールブルーを用い、ロードではホワイト・オン・ブルーを使用する。ホワイト、もしくはシルバーのパンツが後に導入されるか疑問に思う者もいるだろう。率直に言って、シルバーのトリムやパンツをやめたのはこのカラーを過去のものとしようというペイトリオッツの小さな一歩であるようにうかがえる。すぐに起こることではないだろうが、それもまた一つの改良点になるだろう。
これらのアップデートによって、ペイトリオッツはすでに前進を遂げている。これらの変化が、ファンにとってもブレイディ時代を後にして前に進みだすきっかけになることを願おう。
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