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バドライトがドラフトに向けてファンにブーイングの場を用意

2020年04月21日(火) 14:31


NFLドラフト【Aaron M. Sprecher via AP】

2020年NFLドラフトはこれまでにない独特の環境で行われる。

一つの中心的な舞台で行われる代わりに、今回のドラフトはアメリカ全国の遠隔地からバーチャルな形で実施される。つまり、指名に歓声を上げるファンの存在がない――そして、コミッショナーへのブーイングもない。NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは初めて、ブーイングのコーラスが雨のように降ってくることのない心地よい自宅からドラフト開始を宣言するのだ。

自宅はまた、ドリンクを楽しむのに最適なロケーションだ。ある飲料メーカーがブーイングをドラフトの場に届けようとしている。『Bud Light(バドライト)』がブーイングを録音してバドライトの『Twitter(ツイッター)』公式アカウントである@budlightあてに#BooTheCommish(コミッショナーにブーイング)のハッシュタグをつけて投稿するようNFLファンに呼びかけているのだ。

バドライトがブーイングをドラフトの場に届け、4月25日(金)までの間に送られた#BooTheCommishの1件につき1ドル(約107円)を、50万ドル(約5,400万円)を限度としてNFLドラフタソンに寄付する。

コミッショナーにブーイングを送って寄付ができる? これはバドライトの缶を掲げる価値がありそうだ。

数秒の侮蔑をやり過ごす代わりに、コミッショナーは永遠にブーイングを続けるあらゆる人々の目撃者となれる。希望するならば、それをループさせることさえ可能なのだ。そういった苦痛の前にコミッショナーが自らをさらすかはまた別の話だが、それをやり過ごすにはバドライトのフレッシュな味が必要かもしれない。

「重要な伝統が欠けたままNFLドラフトが行われます。そのままになんてしておけません。あなたのブーイングを録音して @budlight に #BooTheCommish のタグをつけて投稿してください。われわれがブーイングをドラフトに届け、4月25日まで #BooTheCommish 1件につき1ドルを50万ドルを限度としてNFLドラフタソンに寄付します」

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