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グロンコウスキーが現役復帰! ペイトリオッツからバッカニアーズにトレード!

2020年04月22日(水) 06:29


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディとロブ・グロンコウスキー【AP Photo/Charlie Neibergall】

トム・ブレイディの新天地に、よく知る顔が加わることになった。

ロブ・グロンコウスキーが引退を撤回し、NFLのプレーフィールドに舞い戻る。さらに、その地は勝手知ったるニューイングランドではなくタンパだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地21日(火)、ニューイングランド・ペイトリオッツがグロンコウスキーと2020年ドラフト7巡目指名権をトレード条件に、タンパベイ・バッカニアーズから2020年ドラフト4巡目指名権を手に入れたと報道。

ラポポートによれば、30歳のグロンコウスキーは先ごろ、ペイトリオッツに現役復帰に関心があることを明かすとともに、ブレイディとバッカニアーズとともに活動したい意向も伝えていたという。

この一報が伝えられてから1時間と経たずして、トレードが成立している。

ラポポートはグロンコウスキーの代理人であるドリュー・ローゼンハウスから得た情報として、グロンコウスキーが現行契約を履行すると伝えており、つまり、グロンコウスキーは2020年に1年1,000万ドル(約10億7,700万円)契約でプレーすることになる。

今回の動きは異例中の異例というわけではない。ランニングバック(RB)マーショーン・リンチもシアトル・シーホークスに現役復帰の希望を伝えながらも、地元チームのオークランド・レイダース(当時)でプレーする場合に限るとし、実際にレイダースに加入している。当時のトレードでシーホークスは2018年ドラフト6巡目指名権とリンチをレイダースに差し出し、代わりに同年ドラフト5巡目指名権を手に入れた。

今回、3回目のスーパーボウル制覇を成し遂げた2018年シーズン終了とともにプレーフィールドから去ったグロンコウスキーの価値を、ペイトリオッツは4巡目指名権と同等と見なしている。

グロンコウスキーが加わるバッカニアーズのタイトエンド(TE)のロースターには現在、O.J.ハワードとキャメロン・ブレイトがいるが、このまま続投となるかどうかは23日に始まるドラフトの結果次第と言えよう。クオーターバック(QB)ブレイディ率いるオフェンス陣にはワイドレシーバー(WR)のマイク・エバンスとクリス・ゴッドウィンも名を連ね、見た限りでは魅力的なラインアップだ。

ペイトリオッツで圧倒的なパフォーマンスを誇ったブレイディとグロンコウスキーがコンビとして4度目となるスーパーボウル制覇を成し遂げられるかどうかに注目だ。

【C】