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バーチャルなオフシーズンプログラムをチラ見せしたコルツ

2020年04月22日(水) 16:25

ロサンゼルス・チャージャーズとインディアナポリス・コルツ【AP Photo/Mark J. Terrill】

フランク・ライクは登壇する。それがビデオ通話の中でもだ。

インディアナポリス・コルツは他のいくつかのチームと共に今週からリモートでオフシーズンの活動を開始した。チームは異例なオフシーズンプログラムの模様を『Twitter(ツイッター)』でファンに垣間見せている。

「(バーチャルな)講義中」

54秒の動画の中でヘッドコーチ(HC)のライクは参加者が通話に加わるのを待ちつつ選手とスタッフ(ライクによればトータルで100名近い)にあいさつし、ガード(G)クエントン・ネルソン――どうやらタンクトップを着ている模様の――に「かっこいいね」と声をかけた。

ミーティング中の飲み物についての質問――答えは“グリーンジュース”――などが飛び交った後、ライクHCは仕事開始の時間だと決断。ウェブカメラの前を離れて演台の前に立ったライクHCは、シンボリックな鐘を打ち鳴らすとオープニングスピーチを始めた。

「さあ、仕事をはじめよう。われわれは自分たちのおかれた環境――このウイルスによる――を尊重し、自分たちのできることとして自分の健康に気を配るだけではなく、家族と周りの人々に配慮していく。そうだね? だからと言って、それは目指す場所に向けたわれわれの歩みを止めるものではない。より良くなろうとするわれわれを止めるものではない。チームとして団結するのを止めるものではない。たとえこのような、これまでにない状況であろうとも、もっと良くなり、団結するために私たちはあらゆる道を使っていく」

ミーティングルームでトレーニングの始まりを迎えたことのある者なら誰にとっても、もしくは、『HBO』が制作するドキュメンタリー“Hard Knocks(ハード・ノックス)”を見たことがある者にとってさえ、バーチャルなトレーニング開始は少し奇妙に映っただろう。しかし、一方でこの様子はどこか心安らぐものでもある。今の世界に不足している、常態を感じさせるものであるがゆえに。

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