レッドスキンズ、複数チームとTウイリアムスのトレードを話し合い
2020年04月23日(木) 09:20タックル(T)トレント・ウイリアムスのワシントン・レッドスキンズにおける時間は終わりに近づいている。しかし、別離の条件やウイリアムスの行先はまだ決まっていない。
その状況も間もなく変わりそうだ。レッドスキンズが複数のチームとウイリアムスのトレードについて話し合っていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に伝えた。
ウイリアムスのトレードバリューが最も高くなるのがこの24時間だろう。ウイリアムスの移動は大きな見返りがないと成立しないと見られており、それにはおそらく今季ドラフトの上位指名権が該当すると考えられる。そういった形でのやりとりの方が、将来の上位指名権をワシントンに送ってどれほどのキャリアが残されているか分からない31歳のTを獲得するより理にかなっている。特に、そのTが昨シーズンに出場しておらず、トレードが完了までに身体検査にパスする必要があるとなればなおさらだ。
かくしてレッドスキンズはウイリアムスとその代理人であるビンス・テイラーが別の契約を探し求めるために開けておいた窓を閉じ、すべての潜在的な交渉に向けてチームにコントロールを完全に戻したとラポポートとNFLネットワークのマイク・ガラフォロは述べている。本質的にはレッドスキンズはウイリアムスとその代理人に希望する目的と条件のあるパートナーを見つける時間を与えた後、フロントオフィスにコントロールを戻した形だ。
ドラフト前の時間に急かされていることがこの変更に影響したことは間違いない。このまま東部時間23日(木)の20時になれば、ウイリアムスはレッドスキンズにとどまる。トレードを要求していることをウイリアムスが明らかにしたときからチームが求めてきた補償は得られないことになりそうだ。
もちろん、ここ数週間でウイリアムス周辺の動きがなかったことで、レッドスキンズが求めているものがいずれにせよ得られない見通しはすでにあった。ドラフト1巡目が近づく中、大きな見返りが得られる可能性は減っていく。特に、Tが豊富な今季のドラフトではさらにそのスピードは速まるだろう。
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