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ドルフィンズ、OT指名を狙ってトレードアップか

2020年04月23日(木) 11:48


マイアミ・ドルフィンズとダラス・カウボーイズ【AP Photo/Michael Ainsworth】

2020年NFLドラフト開始まで24時間を切った。マイアミ・ドルフィンズはトレードアップを検討しているが、その理由は皆が予想するものとは違うようだ。

現地22日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが、全体5位指名権を有するドルフィンズがその前にいるチームにトレードの問い合わせをしたと伝えた。1巡目に3つの指名権を持ち(5位、18位、26位)、保有する指名権自体がリーグ最多の14を数えるドルフィンズは、全体3位指名権へのトレードアップにかかるコストを計算している。しかし、理由はほぼすべてのドラフトアナリストが予想するクオーターバック(QB)ではなく、オフェンシブタックル(OT)だという。

4名のOT(メカイ・ベクトン、アンドリュー・トーマス、ジェドリック・ウィリス、トリスタン・ワーフス/アルファベット順)が1巡目の前半までに指名されると見られており、需要の高さから11位までに全員が指名される可能性も指摘されている。

2019年に悲惨なスタートを切り、クオーターバック(QB)ジョシュ・ローゼンとライアン・フィッツパトリックを交代で起用していたドルフィンズがスタープレーヤーを1巡目指名権とトレードしたことから、チームは2020年ドラフトの早い段階でフランチャイズQBを確保する必要性にかられていると見られ、その見方はドラフトシーズンまで続いた。多くのドラフトアナリストはトッププロスペクトであるQBジョー・バロウが全体1位でシンシナティ・ベンガルズに指名され、ドルフィンズは全体5位でQBトゥア・タゴヴァイロアかジャスティン・ハーバートを選択すると考えている。

水曜日の報道はその方向での数カ月にわたる推測にひねりを加えた。

ドルフィンズがトレードアップするにはデトロイト・ライオンズ(全体3位)かニューヨーク・ジャイアンツ(全体4位)をパートナーにする必要があるだろう。ベンガルズはバロウを指名すると見られ、全体2位のワシントン・レッドスキンズはディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングを獲得するためにトレードのオファーに応じないはずだ。ライオンズとジャイアンツの双方が適切なオファーに応じる構えを示しており、2チームの内でオフェンシブラインマンを指名する可能性が高いのはジャイアンツの方だ。

ドルフィンズがビッグブルーの波に乗り、多くのモックドラフトが間違っていたことを証明するのか? その答えは間もなく分かる。

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