気に入ったQBがいれば指名もためらわないとセインツGMルーミス
2020年04月24日(金) 00:30ニューオーリンズ・セインツはドリュー・ブリーズがもう1年自分たちの元に残ることを知っている。
2020年が過ぎた後は、誰一人――ブリーズさえも――どうなるのかを知る者はいない。年に一度のドラフトが始まるこの日は、先を見越してそのポジションに入る誰かを追加しても良さそうなタイミングにみえる。
セインツのジェネラルマネジャー(GM)ミッキー・ルーミスは、ドラフト上位でセインツがブリーズの後継者を指名する可能性について認めている。決め手は条件が合うかどうかだという。
「どんな時でも優秀なクオーターバック(QB)候補を手に入れる可能性があるのなら、現在のQBの状況に関係なく、それを生かしたいと思うものだ」とルーミスはチーム公式サイトで述べた。「これまでその機会は巡ってこなかった。指名のタイミングで本当に欲しいと思う相手が出てこなかったのだ。われわれのアプローチは今年も全く同じだよ。本当に気に入った選手がいて、指名のタイミングでビジョンが浮かべば、トリガーを引くことを恐れない」
今年はプロデーの出張が中止され、スカウトや関係者は選手たちと会って非公式に話したり、お互いにそれとなく意志や情報を確認したりすることができなかった。そのため、各チームの選手への評価がドラフトを非常に興味深くする可能性がある。現地23日(木)の本番前に行われてきた模擬ドラフトは大きく的外れになる可能性が通常よりも高く、セインツが全体24位で誰を指名するかを予想するのは難しい。
だが、1巡目の後半で名前が挙がっているQBが1人いる。もしかしたらセインツに合うかもしれない。ユタ州立大学のジョーダン・ラブはその体格や身体能力から注目株とされており、全体20位以降での指名が予想される。グリーンベイ・パッカーズが全体30位で狙うのではないかというのが大方の考えだ。
セインツが彼を気に入った場合、彼はチームの将来的なプロジェクトに組み込まれ、ブリーズの後ろで1年かそこら待機させられることになるのだろう。一方で、セインツが守備の選手獲得に動くことも十分に考えられる。結局のところ、彼らにはまだテイサム・ヒルがいるのだから。
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