WRラム獲得は予想外のチャンスだったとカウボーイズ
2020年04月25日(土) 08:58バーチャルで行われた2020年NFLドラフトの1巡目の騒動が落ち着いたとき、大方で予想された通り多くのワイドレシーバー(WR)が早々に指名されたことに驚きはなかった。6人のWRが1巡目で指名されている。
しかしながら、そのタイミングには予想外なところがあった。オクラホマ大学のワイドアウト、シーディー・ラムが17位指名の時点でまだ残っていたのだ。カウボーイズはとまどいを振り払ってこのWR獲得に飛びついた。
関係する全員にとってショックな出来事だった。もちろん、優秀な選手である本人を含めてだ。
「こんな風になるとは思わなかったけれど、自分が行きついた場所には満足だ」とラムはチームのウェブサイトに述べている。
クオーターバック(QB)ダック・プレスコットの武器としてはアマリ・クーパーやマイケル・ガラップらのWRがいるものの、ラムがいればカウボーイズのゲームプランにはさらに圧倒的な見通しが加わる。見過ごすにはあまりにも魅力的な誘惑だった。
カウボーイズはトレードのオファーを取り合わず、オフェンス陣を次のレベルに押し上げることを選んだ。
カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは3つのトレードオファーに触れて「彼がそれらをしのいだ。指名を手に入れたのだ」と述べている。
また、カウボーイズのチーフオペレーションオフィサーであるスティーブン・ジョーンズは現地23日(木)の夜に「彼はトップ10ピックだと思っていた。われわれに彼を獲得できるチャンスがあるとは本当に思っていなかった。われわれが立てたどんなモックドラフトでも、彼には遥かおよばなかった」と振り返った。
驚きが常に良いものであるとは限らない。しかしながら、ラムとカウボーイズにとって全体17位の指名はこれからもうれしいサプライズであり続け、カウボーイズの来るシーズンにとっての恩恵となるかもしれない。
これまでのところ、21歳のラムにとってこれは夢の実現であり、まるで星の描かれたヘルメットをかぶることが運命づけられていたかのようだった。
「正直言って彼らが僕を取るなんて知らなかった。電話がなったとき驚いたよ。俺が夢見ていたのは、あの電話だけだったんだから」とラムは語った。
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