ニュース

殿堂入り選手の息子タデウス・モスがレッドスキンズと契約

2020年04月27日(月) 02:11

タデウス・モス【NFL】

プロフットボールの殿堂入りを果たしたワイドレシーバー(WR)ランディ・モスの息子で、タイトエンド(TE)のタデウス・モスが2020年NFLドラフトで指名されることはなかった。ただ、3日間のイベントは終わったものの、NFLチームから声がかかるまでさほど時間はかからなかった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地25日(土)夕方、ルイジアナ州立大学のスター選手であるタデウスがドラフト外フリーエージェントとしてワシントン・レッドスキンズと契約したと報じた。

タデウスは優れたキャッチ力を持ち、強力なブロッカーだが、ドラフトされたタイトエンドの中ではNFLチームが求めるダウンフィールドでの運動能力が低いと評価された。NFLネットワークのドラフトアナリストであるランス・ズーリンは彼を第7巡指名またはドラフト外フリーエージェントと予想しており、それが正しかったことになる。

タデウスのドラフト評価は、コンバインで確認された彼の健康状態に影響された可能性がある、手術が必要な右足のジョーンズ骨折が明らかになったのだ。

また、ペリセロは、タデウスが新型コロナウィルスの感染拡大による外出制限のため、チームを訪問しての追加試験を受けることができなかったと付け加えている。

タデウスが大学でスターターとしてプレーしたのは1シーズンのみだ。ノースカロライナ州立大学でカレッジキャリアを開始し、2016年は控えに甘んじた。NCAA移籍ルールに基づき2017年は移籍しておらず、2018年に足のケガで欠場した後、ルイジアナ州立大学でパスターゲットとして全体1位指名を受けたジョー・バロウやチームの信頼を得ることに成功、仲間とともに全米優勝も果たしている。

タデウスはレシーブ47回で570ヤード、4タッチダウンをマークし、ルイジアナ州立大学のほとんどのビッグゲームにおいて活躍した。クレムゾン大学との優勝決定戦では2回のタッチダウンパスをキャッチし、ルイジアナ州立大学にとって最大のライバルであるオクラホマ大学を下したカレッジフットボールプレーオフの準決勝では6回のレシーブを記録した。

父親のランディは、NFLの歴史上で最も得点能力の高かったワイドレシーバーの1人である。現役として活動した14シーズンの中で1,000ヤードを獲得したシーズンが10回、プロボウル選出は6回だった。

【J】