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史上最多の視聴者を集めて終了した2020年NFLドラフト

2020年04月27日(月) 10:34


2020年ドラフト【NFL】

2020年NFLドラフトはさまざまな点でユニークかつ歴史的だった。今年の選手選択会議は初めて完全にバーチャルな形で実施されただけではなく、これまでで最も多くの人々が視聴した年となった。

リーグのプレスリリースによれば、『NFL Network(NFLネットワーク)』、『ESPN』、『ABC』、『ESPN Deportes(ESPNデポーテス)』とデジタルチャンネルで放送されたドラフトの視聴者数は3日間を通じて5,500万人を超え、週末を通じた平均視聴者数840万人は2019年ドラフトと比べて35%増加していたという。

2020年NFLドラフトの各日程が平均視聴者数記録を更新した。現地23日(木)に実施された1巡目が1,560万人(2019年比37%増)、金曜日の2巡目と3巡目が820万人(同40%増)、土曜日にじっしされた4巡目から7巡目の指名が420万人(同32%増)を記録している。

加えて、『NFL.com』が主催したオンラインの募金キャンペーン“NFL Draft-A-Thon LIVE(NFLドラフタソン・ライブ)”は複数のデジタルおよびソーシャルメディアを通じて総合平均視聴者数540万人を数えた。これらの視聴者によるDraft-A-Thonのトータル視聴時間は467万分だった。このキャンペーンを通じてNFLファミリーは新型コロナウイルス(COVID-19)との戦いを支えるべく1億ドル(約107億6,000万円)を超える寄付を集めている。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは声明にて「われわれのクラブ、リーグ関係者、パートナーたちが今の不確実な時において効率的なドラフトを実施し、数百万人ものファンと忘れがたい経験を共有するまでの尽力とコラボレーションをこれ以上ないほど誇りに思っている」と述べ、次のように続けた。

「このドラフトはアメリカの意思を高揚し、人々を結びつけてきたNFLの物語に富んだ歴史の最新章だ。多くの才能ある若人たちの功績を称えるのと同時に、このユニークなドラフトが今日の真のヒーローたち――医療関係者、第一対応者、そしてCOVID-19との戦いの最前線で働く数えきれない人々――に光を当てる一助となったことをうれしく思っている。また、NFLファミリーの募金活動に貢献してくれたすべての人々に感謝している」

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