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Tウイリアムスとの新契約はなるようになると49ersリンチGM

2020年04月27日(月) 18:39


ワシントン・レッドスキンズのトレント・ウイリアムス【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

サンフランシスコ・49ersはトレント・ウイリアムスを得られるまで忍耐し、少しのリスクを取った。そして、今また同じやり方でこのレフトタックル(LT)との新契約に臨もうとしている。

ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは、昨シーズンはすべて欠場したウイリアムスが契約最終年である今年に実際にプレーするまで延長は実現しないとほのめかした。

リンチGMは『ESPN』に「プランとしては今すぐ彼を加え、後は自然と展開するに任せるというところだと思う。誰かがビルにいるとき、自分たちのロースターにいるとき、それは常にアドバンテージだと思う。今、チャンスを手にしたのだ。これで彼をよく見ることができる。チームの他のメンバーがどこにいるのかも見てみることになるが、今のところわれわれはちょうどよいときにうまくやることができて本当に興奮している」と述べている。

ほんの先週、49ersの首脳陣はTジョー・ステイリーが14シーズン目の戦いに向けて戻ってくるものと考えていた。しかし、長く49ersに所蔵していたステイリーは引退を決断。それによってレッドスキンズとの間に対話が生じている。49ersはドラフト全体13位でどのレシーバーを取るか検討しているとの見方が強かったものの、実際はオフェンシブタックルとディフェンシブタックルの間で検討していたようだ。

ウイリアムスのトレードは間に合わなかったものの、チームは後者を選択し、タンパベイ・バッカニアーズとのやりとりで一つトレードダウンした上で、リンチGMが言うところのチームが“非常に好む”選手を指名した。バッカニアーズは全体13位でアイオワ大学のOTトリスタン・ワーフスを指名し、49ersは14位でDTジェイボン・キンロウを選んでいる

ディフォレスト・バックナーの後任を全体14位で確保した49ersは1巡目の後半でトレードアップし、ワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークを指名した。レッドスキンズとのやりとりが再開したのはそこからだ。49ersが2020年に提供できるものは最高でも全体156位である以上、レッドスキンズには手持ちの選択肢を検討するのにより時間が必要だった。

リンチGMは初日の決断について「たとえトレント・ウイリアムスの件が完了していないのがリスクだと想定したとしても、それはわれわれが進んで取るリスクだと感じていた」と振り返っている。

現地土曜日の朝までにはレッドスキンズが49ersの5巡目指名権および2021年の3巡目指名権と引き換えにウイリアムスを放出することに合意。49ersはRBマット・ブリーダを全体153位指名権とトレードし、ウイリアムスを獲得できなかった場合のプランBとしてOTコルトン・マクキビッツを確保していた。

「非常に重要なポジションでジョーのような素晴らしい選手を失って、そこにあるすべてを検討し、彼がまさにそのとき獲得可能だったこと、そして、彼を獲得できたことは、われわれにとって実に思いがけないことであり、そのことに非常に興奮している」とリンチGMはつけ加えている。

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