チーフスが15シーズンを共にしたPコルキットをリリース
2020年04月29日(水) 23:08ダスティン・コルキットはカンザスシティ・チーフスでのキャリアをスーパーボウル優勝という最高の形で締めくくった。
しかし、チームが15シーズンを過ごしたパンター(P)をリリースし、コルキットのチーフスでのキャリアは正式に終了したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。コルキットは現地28日(火)の朝、『Instagram(インスタグラム)』に別れのメッセージを投稿し、チームも追って離別を認めた。
「俺はチーフス王国での日々を楽しんだ。何事もいつかは終わりがくるもので、自分が望み、こいねがうよりそれが早く訪れることもある。もう本部に行って、コーヒーの香りを嗅ぎ、みんなと話すことができなくなるなんて寂しいよ。愛する最高の仕事仲間たちの列を通り抜けるのに永遠のような時間がかかった。初めてアローヘッドに来た時の俺はまだ子どもだった・・・昔のインドア施設は70ヤードだったな。この投稿をするまでに15年もかかったというのは思いがけない栄誉だ。ありがとうKC」
彼の平均年間サラリーはNFLのトップ10にも入っていないものの、リリースに至ったのは間違いなくキャップの影響だ。コルキットのリリース前、チーフスのキャップスペースはわずか355万ドル(約3億8,000万円)という状況になっていた。彼の離脱によってチームは2020年に200万ドル(約2億1,000万円)を節約することが可能となる。間もなく38歳になるコルキットは今年が契約最終年になるはずだった。
これで、彼と弟ブリットンとの間にポジション以外の共通項がもう1つ増えたことになる。彼らは兄弟そろって契約最終年にコストを節約したいチームからリリースされてしまった。35歳のブリットンは2019年のプレーシーズン終了後に、“ザ・スコティッシュ・ハンマー”の異名を持つ若手のジェイミー・ギランを選んだクリーブランド・ブラウンズからリリースされている。チーフスにはコルキットのリリース後、2人のPがロースターに残された。元チャージャーズのタイラー・ニューサムとドラフト外フリーエージェントのトミー・タウンセンドだ。
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