チーフスCBブリーランドに4試合の出場停止処分
2020年04月30日(木) 09:01カンザスシティ・チーフスのコーナーバック(CB)バシャード・ブリーランドが現地28日(火)に軽犯罪によって逮捕された件は、NFLからの注意をひくことになるだろう。ブリーランドはこのオフシーズンに、すでに複数のリーグ規定違反で処罰を受けている。
逮捕の以前、ブリーランドはリーグの薬物乱用規定違反によって4試合の出場停止処分を受けていたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に伝えた。
ブリーランドは出場停止処分に対して上訴しており、先月にNFLとNFL選手会(NFLPA)が施行した新団体労働協約(CBA)の影響で処分が軽減される可能性がある。CBAの変更点の中には薬物乱用規定が含まれており、違反に対する処罰が大幅に減じられているのだ。これらの変更によって、ブリーランドの上訴はより軽い処罰という結果につながる見込みが高いとガラフォロは報じている。
逮捕についてはブリーランドの弁護士が水曜日に声明を発行し、「ブリーランド氏はこの件に際して軽犯罪の嫌疑を持たれているのみだ。いずれの疑いについてもブリーランド氏は逮捕時にアルコールを摂取していない」と述べていた。
チーフスはNFLネットワークに対し、チームは状況を把握していると述べる一方、それ以上のコメントはないとしている。
ブリーランドは16試合中15戦に先発し、タックル48回、パスディフェンス8回、インターセプト2回を記録してチーフスが第54回スーパーボウルのタイトルを獲得する上で大きな貢献を果たした。スーパーボウルでサンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロをインターセプトしたのは重要なプレーだった。
ブリーランドは4月にチーフスと1年契約を結びなおしている。
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