チーム施設再開への道筋がNFLの全32チームに示された。

現地6日（水）にコミッショナーのロジャー・グッデルが施設再開時の手順を示す覚書を送付した。これには州政府の同意とクラブ感染対応チームの設立、社会的距離などの方策が含まれると『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが伝えている。

全クラブ施設は新型コロナウイルス（COVID-19）への対策として3月25日に閉鎖された。今、NFLは施設再開に際する手順と手続きの概要を示している。

グッデルは「この手順は安全で段階的な再開を可能にすることを意図している」と記した。

「第1段階は多数の非プレーヤーに関連している。最初に閉鎖された際に進行中だった一連のセラピーやリハビリテーションの継続以外では、選手は許可されない」

「正式なクラブ施設再開時に通知があることを見越し、各クラブは5月15日金曜日までにこれらの手順を取るための措置を講じなければならない」

手順には布製のフェイスカバーもしくは医療用マスクの着用や従業員の日ごとのスクリーニング、訪問者の体温計測と質問票回答などが含まれている。

さらにグッデルはNFLが選手のアクセスを可能にすると同時に、それが“かなり近いうちに”実現することを見込むこの手順について、NFL選手会（NFLPA）と積極的に協力していると説明した。

また、この通達ではグッデルがクラブ関係者による2020年シーズンの仮説的なコメントに失望していることが述べられている。

「これから数カ月で何が起こるかを見通すことは不可能だ」と述べたグッデル。しかし、少なくとも今は再開への道筋が整えられている。

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