QBリバース加入の決め手は強力なOLだったとコルツOC
2020年05月12日(火) 09:35フィリップ・リバースのNFLキャリアには大量の時間が残されているわけではない。だからこそ、次の行く先を決めるとなったときにリバースが選んだのは、他の大部分よりも自分をより良く守ってくれるだろうチームだった。
ロサンゼルス・チャージャーズの穴の多いオフェンシブライン(OL)の後ろで数年を過ごしてきたリバースは、インディアナポリスにタフなラインを見出して契約にサインした。リバースが永遠にそこにいることはないだろうが、少なくともそれほどヒットを受けないことを期待できるだろう。
「フィリップがここにいる大きな理由はアンソニー・キャストンゾ(タックル/T)やクエントン・ネルソン(オフェンシブガード/OG)だ」とインディアナポリス・コルツの攻撃コーディネーター(OC)ニック・シリアニが現地11日(月)に述べている。
「ライアン・ケリー(センター/C)。ブレイデン・スミス(OT)。マーク・グロウィンスキー(OG)。彼らは皆、チームの基盤となる強い選手だ」
「われわれが彼と契約した後に彼が引き続き触れていたのがそこだ。こういった面々が彼にとってどんなに価値があるかとね」
コルツのOLは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のランキングで3位につけていた。人事担当やコーチ陣、プレーコーリングの継続性のおかげで、コルツはどんなシグナルコーラーにもたっぷり使えるだけの時間を与えられるOLを備えることに成功している。
対照的に、チャージャーズのOLは29位に沈んでいた。Tラッセル・オカングの不在がチームに選手のシャッフルを強いて一貫性のなさを引き起こし、リバースはほぼ絶え間なく敵の前にさらされた。2019年にTトレント・スコットとサム・テビは合わせてプレッシャー88回を許し、これはタックル2人が許した数字として2番目に多かったという。
2020年にリバースがそういった類のプレッシャーにさらされる心配はない。それだけでも、寒い気候の街に向かう価値はある。特に、チームが大部分はインドアでプレーするとなれば。
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