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Sアダムスのトレード話は「クレイジー」とジェッツLBモズリー

2020年05月12日(火) 10:18

ニューヨーク・ジェッツのC.J.モズリー【AP Photo/Bill Kostroun】

セーフティ(S)ジャマール・アダムスのトレードのうわさは、静かで時の歩みが止まる暗黒の時期――NFLにおける5月と6月――に続いていく。

ニューヨーク・ジェッツでアダムスのチームメイトであるラインバッカー(LB)C.J.モズリーは、このうわさがいかにくだらないかを周囲に知らせたがっている。

「俺はそれに気をもんだりしていない。そんなのクレイジーな動きだろ」とモズリーは『ESPN』に語った。

確かに、優秀なSをわずか3シーズンでトレードに出すとはクレイジーに聞こえる。その選手への支払いを回避するためにそうするというのなら、それもまたクレイジーだ。過去10年の大部分において、ドラフト1巡目の前半で指名してきたチームとなればなおさらそう言える。ジェッツはアダムスのような選手をフィールド外の議論を理由にトレードに出すのではなく、むしろ増やしていく必要があるのだ。

「何より、彼はチームのリーダーの一人だぜ」とモズリーは言う。

「それが何より重要だ。彼はみんなが望もうがそうじゃなかろうが、そこにないエナジーをもたらす。嫌気がさしたり、良くない気分になったりする時があるかもしれないが、彼がフィールドに出るやいなやみんながあの声を聞き、彼は飛び回るんだ。セカンダリーにああいう存在がいること、パスゲームでいい働きをし、バックフィールド――ボックスの中で――でもプレーする選手がいるってことは、いつだってエキサイティングさ」

ニューヨークでの初年度に鼠径(そけい)部の負傷のせいでわずか2試合の出場にとどまり、多くの活躍ができなかったとは言え、モズリー自身も同様にエキサイティングな選手だ。けがのない状態であれば、アダムスとモズリーを擁するディフェンス陣は脅威になるだろう。彼らに必要なのはただ健康状態を保ち、参戦すること。経営陣との議論が理由で、フィールド外で時を費やすことではない。

「全員が戻ってきて、皆がディフェンスとして1年を自分のものにしていれば、俺たちは新しいレベルに引き上げることができる」とモズリーは話した。

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