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RBガーリーの健康状態は大きな未知の要素だとファルコンズOC

2020年05月15日(金) 13:18


ロサンゼルス・ラムズのトッド・ガーリー【AP Photo/Mark J. Terrill】

新ユニフォームとバックフィールドの大きな変化によって、アトランタ・ファルコンズの姿は変わった。

実際にフィールドに出てみるまでは、ファルコンズがどのくらいのパフォーマンスを発揮できるかは分からない。同じことは、過去2シーズンで様変わりしてしまった元MVPのランニングバック(RB)トッド・ガーリーにも言える。

「一番の問題は彼の健康状態を誰も把握できていない様子であることだ」とファルコンズの攻撃コーディネーター(OC)であるディルク・コッターが述べたと『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』が伝えた。

「彼のワークロードはどうか? 彼は昨年、試合平均でタッチ17回であり、オールプロだったときと比較して少し低い数字だ。ここに来たらそれを解決して、彼をうまく機能させなければならない。彼の力を呼び覚まし、走らせるんだ」

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによってほとんどの社会活動に制限があるため、ファルコンズはガーリーの健康状態について詳しく確認できずに契約を交わした。チームはガーリーが十分にプレーできなかった場合にも契約の条文がチームとガーリーの双方を守っているため、最少のリスクだったと明かしていたが、それでもコッターOCが言うような大きな未知の要素がある。

本当のところ、ガーリーはどれくらい戦力になるのか?

コッターOCが指摘する通り、2018年の後半と2019年の大部分で、ガーリーのワークロードは大幅に減った。その原因は2018年の終盤にガーリーをわずらわせた膝にあると広く考えられている。ガーリーは単純に、2017年にディフェンス陣の間を駆け抜けていたランナーと同一人物に見えなかった。

皆が望む答えは2020年シーズンに入るまでもたらされることはないだろう。ガーリーがファルコンズオフェンス陣で学ばなければならないことはそう多くなく、スムーズに重要な役割を担い、もしかしたら成果を出すことができるかもしれない。そう、成果を出せるのか、それがカギなのだ。これこそ運命を左右する1シーズンであり、開幕時にガーリーがまだ26歳であることを考えればそれは衝撃的でもある。

「専門用語的な部分で似たようなオフェンシブシステムから彼がやってきたのは本当に幸運なことだ。ランゲームは彼らがL.A.でやっていたのとコンセプト上でかなり似通っている。トッドと話す中で、彼がジョージアに戻ってくることに駆り立てられていることを知った。彼には何でもできる。彼は素晴らしいランナーであり、パスゲームでも優秀で、プロテクトもできる」とコッターは続けた。

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