ラスベガス移転はさらなるハードルとレイダースHCグルーデン
2020年05月17日(日) 03:52新型コロナウイルスのパンデミックは全ての分野で人々の生活を変えてしまった。
ジョン・グルーデンもまた忙しく適応を迫られている1人であり、ラスベガス・レイダースのヘッドコーチ(HC)として最大限の責務を果たそうとしている。
ラスベガス――その名称変更だけでも他のNFLチームより1つ多くハードルが待ち受けることになる。パンデミックのさなかにチームを移転することの難しさをグルーデンは率直に打ち明けた。
「われわれは移転の最中だということを忘れないでいただきたい」とグルーデンは『The Mercury News(ザ・マーキュリー・ニュース)』のジェリー・マクドナルドに語った。「本拠地を変更するチームはわれわれだけだ。新居を見つけ、新しい医者、買い物をする新しい店を見つけなければならない。完全に異なる環境に順応しなければならないのだ。選手たちは家探しを始めたところで、ラスベガスに引っ越してからはゆっくりと確実にお互いのことを理解しながら、創造的に距離を保ちつつワークアウトに取り組もうとしている」
なじんだ町でベテランが築いたホームに頼るのではなく、チーム全体が緊急対応策の作成を強いられることになった。もちろん、全員が家での仕事を強いられているという意味ではリーグ全体が同じ状況だ。
再びフィールドに立つ時が来たら、それぞれが自分の責任を十分に認識している必要があるだろう。フィールドでの時間が不足することによるパフォーマンスの低下はあり得るとグルーデンは認めた。
「状況は以前と同じではない。そのため、自分の下準備を修正しなければならないかもしれない。入念な準備はできないかもしれない。状況に適応するしかないよ。われわれにはこの状況の終わりがどうなるか分からない。分かっているのは、トレーニングキャンプとレギュラーシーズンに向けて準備を整えるということだけだ」
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