ブレイディ離脱は世界の終わりではないとペイトリオッツSマコーティー
2020年05月18日(月) 11:24クオーターバック(QB)トム・ブレイディの元そして新チームメイトの全員が、このオフシーズンのショッキングな移籍について質問を受けているかのようだ。
セーフティ(S)デビン・マコーティーもまさにそのカテゴリーに含まれる。しかし、長年ペイトリオッツに所属するマコーティーには、簡単に言えば今季のブレイディのフリーエージェンシー以外に懸念している問題があった。
マコーティーもブレイディと同様、2019年をもってペイトリオッツとの契約が終了する選手の一人であり、未来がどうなるか分からず、決断を控えていたのだ。
「正直なところ、トム・ブレイディのフリーエージェンシーについてよく考えはしなかった。自分もフリーエージェントだったからね」とマコーティーは『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に語っている。
「それが俺の一番の心配だった。俺の家族がどこにいることになるのかが。ニューイングランドに戻るのか? そして自分の契約にサインして戻ったときが、皆のことについて考えるときだ。トム、カイル・バンノイ、ジェイミー・コリンズ。彼らのすべてとかかわってきたマシュー・スレイター。そこには可能性がある。彼らとのラストゲームをもうプレーしたという可能性があるんだ。彼が決断を下したとき、俺にとっては別に世界の終わりという感じじゃなかった」
実際、これはビジネスなのだ。ペイトリオッツはブレイディがいなくなっても前に進んで行かなくてはならない。
スーパーボウル制覇をチームメイトとしてブレイディと共に祝ってきた32歳のマコーティーはこうつけ加えた。
「彼はフリーエージェントで、フリーエージェンシーが始まれば他のチームに行く可能性が常にある選手だ。彼のために喜んでいるよ。彼は一つの組織で20年間プレーしてきた。彼の知識は皆に伝えられている。彼は自分から学ぼうとする者や質問する者に対していつだってとてもオープンだった。常にすごくオープンなんだ。素晴らしいチームメイトさ。俺たちはフリーエージェントになるが、このリーグはそういうもの。それこそ、俺たち以前の選手たちが戦ってきたものだ。フリーエージェントになって、選択する。彼が自分のハッピーになる道を選んだのなら、俺はうれしいよ」
マコーティーはNFLでの10シーズンのすべてをニューイングランドで送ってきたが、その爽快で率直なコメントからは、ペイトリオッツが2020年に姿を変えるのはブレイディがセンターの下にいないからだけではないことがうかがえる。そこにはバンノイやコリンズ、ダニー・シェルトン、テッド・カラス、スティーブン・ゴストコウスキー、ジェームス・デベリンがいない。そしてもちろん、ブレイディが去った後に新たなQBがやってくる。これまでのところ、その役目を果たすのは間もなく2年目QBとなるジャレット・スティッドハムのようだ。
「彼は学ぶことにどん欲な若手だと思う。QBはいつだってハードなポジションだ。すぐに彼はものすごくハードに働いていた」と言うマコーティーは次のように続けている。
「QBルームについてはわくわくしている。彼らはうずうずしているだろう。俺たちの誰もが望む、出て行って戦うチャンスがあるんだから。他のポジションの選手として、俺たちは自分たちのやるべきことに集中する必要があると思う。QBルームについて心配している皆のように、メディアの罠にはまることなくね。ただ自分にコントロールできることをコントロールし、あとは何とでもなるさ」
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