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30代初めてのプレーに臨むバッカニアーズTEグロンコウスキー

2020年05月18日(月) 14:45

ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー【AP Photo/John Bazemore】

タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーはすでに殿堂入り確実のキャリアを築いている。

それにもかかわらず、2020年シーズンが始まるときにグロンコウスキーは初めてニューイングランド・ペイトリオッツ以外のチームでプレーするのみならず、30代になって初めてのプレーに臨もうとしている。

5月14日に31歳になったグロンコウスキーにとって、バッカニアーとしてのデビューは引退中に30歳になって以来のプレーとなる。

グロンコウスキーが以前に引退した際に記録していたタッチダウンキャッチ79回は30歳未満のTEとして史上最多であるとともに、30歳未満のいかなる選手の中でも3位に入る数字だった。これを上回っていたのは殿堂入りのワイドレシーバー(WR)であるランディ・モス(30歳までにタッチダウン101回)とジェリー・ライス(同じく95回)のみだ。

体格の優れたグロンコウスキーは敵ディフェンスにとって悪夢のような存在であり、それまでのTEポジションには見られなかったタイプのエンドゾーンでの生産性を発揮していた。

繰り返す負傷と1シーズンの離脱に身体がどう応じるかが、今後の成功を物語るだろう。しかしながら、ここに記しておけば、新時代の最も優秀なTEたちは30代で素晴らしい結果を出している。

トニー・ゴンザレス(30代でキャッチ677回、7,317ヤード、タッチダウン55回)、アントニオ・ゲイツ(同476回、5,618ヤード、57回)、シャノン・シャープ(同350回、4,069ヤード、28回)、ウェスリー・ウオールス(344回、4,214ヤード、45回)、そしてこちらも未来の殿堂メンバーにして今も現役のジェイソン・ウィッテン(519回、5,068ヤード、31回)らが30代で見事な記録を残している。

グロンコウスキーにとって間違いなく助けになるのは、プロボウル選出5回というグロンコウスキーの記録が、タンパベイ・バッカニアーズのスキルポジションの選手たちを合わせたプロボウル23回という数字の一部であることだ。グロンコウスキー以外の内訳はクオーターバック(QB)トム・ブレイディが14回、WRマイク・エバンスが3回、WRクリス・ゴッドウィンが1回となっている。

それでも、グロンコウスキーが1シーズンを通してどれだけやれるかという疑問はこのオフシーズンにわたって続いていくだろう。

43歳という年齢でプレーするブレイディがタンパベイ・ドリームにどのような結果をもたらすかを熟考させるだけの要素がある一方、31歳でフィールドに戻ってくるグロンコウスキーがどれほどの力を発揮できるかも興味深い疑問だ。

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