ルーニー・ルールの変更に動くNFL
2020年05月19日(火) 09:31現地19日(火)にバーチャルな形で実施されるオーナーミーティングに先立ち、NFLは今以上にマイノリティの候補者との面談を要する形にルーニー・ルールを拡大する。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地18日に、リーグはヘッドコーチ(HC)の空きに関しては少なくとも2名の外部からのマイノリティの候補者、コーディネーター職については少なくとも1人のマイノリティの候補者と面談することを各クラブに義務付ける見込みだと、この決定について知る人物の話を元に報じている。
さらに、フットボール運営責任者やジェネラルマネジャーについては一人の外部からのマイノリティの候補者とのインタビューが必要になる。チームとNFLリーグオフィスはクラブ社長を含む上級職にマイノリティおよび/もしくは女性の候補者を含まなければならない。
ペリセロによれば、この即時のルール変更はオーナーミーティング後に効力を持つという。今回の動きは過去20件のHC職の空きに対してマイノリティが雇用されたのはわずか3名という状況を含め、マイノリティの候補者が目立って考慮から外された前回の雇用サイクルを受け、NFLがルーニー・ルールの調整を検討し続けた結果だ。
ルーニー・ルールの調整の他、火曜日のバーチャルミーティングでは2件の人事変更案が投票にかけられる見込みだ。ルーニー・ルールの変更についてはオーナーの投票を必要としない。
NFLネットワークのジム・トロッターは先週金曜日に、リーグがマイノリティの候補者に向けて平等な場をつくることを期待して2つの案を提示していると伝えていた。最初の提案はチームがそれぞれのアシスタントコーチたちが他チームのコーディネーター職の面談を受けることをブロックする権限をなくすものだ。2つ目の提案はマイノリティの候補者をHCやフットボール部門の重役に雇用することに対し、ドラフトストックをチームに提供するものとなっている。
【A】