QBニュートンを検討するもロースターに自信はあったとチャージャーズHC
2020年05月19日(火) 10:22先月にNFLドラフトを迎えるにあたり、ロサンゼルス・チャージャーズはベテランのクオーターバック(QB)オプションとしてタイロッド・テイラーに満足しているという姿勢をはっきりと打ち出していた。
しかしながら、チームによるサーチの中ではキャム・ニュートン加入の可能性が調査されていたとヘッドコーチ(HC)アンソニー・リンが明かしている。
「間違いない。キャムは素晴らしいQBだ」とリンHCは『CBS Sports Radio(CBSスポーツ・ラジオ)』に述べた。
「彼はこのリーグのMVPだったし、彼のチームをスーパーボウルへと導き、私が聞くところでは今は健康状態にも問題ない。彼はどこかのロースターに収まり、数試合で勝利するのを助けるだろう。だが、われわれも確かにそれを検討していた」
チャージャーズがフィリップ・リバースの後任候補としてニュートンを精査したのも驚きではない。実際、少なくともニュートンを“見てみる”こともしなかったのなら、それはチャージャーズのミスだ。
元MVPの健康状態やその他の要素に関する疑問を踏まえ、チャージャーズはニュートンとの契約を避け、テイラーや1巡目で指名したルーキーのジャスティン・ハーバートと共に進んで行くことに決めた。
リンHCはハーバートを全体6位で指名する前の段階でQBルームに自信を抱いていたことからニュートン獲得を避けたと話している。
「私の手元にあるQBルームには本当に良い感触を持っている。タイロッド・テイラーやイーストン・スティックがいる。彼らのことは多くの者が話題にしないが、彼(スティック)はディビジョンI-AAにいて、3度チャンピオンシップで勝っているんだ。彼は素晴らしいリーダーにして素晴らしいプロフェッショナルであり、いつかこのリーグで輝かしい未来をつかむと思う」
バックアップの役割や新人シグナルコーラーの養成に対してニュートンがどれほど前向きかという点が、ドラフト上位でQBを指名するプランのあったチャージャーズがニュートンを回避した理由の一つにあったかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは今月初め、ニュートンは適切なチームであればバックアップの立場にもオープンだと伝えていた。
チャージャーズのようなチームがニュートンの起用を避けた今、この不確実なオフシーズンにニュートンがどこへ行きつくのかは夏を迎えるにあたって疑問のまま残っている。
【A】