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身体の衰えを感じずにNFL復帰に臨むLBオルドン・スミス

2020年05月22日(金) 16:37

オルドン・スミス【AP Photo/Tony Avelar】

ラインバッカー(LB)オルドン・スミスが現地20日(水)にNFLから復帰の許可を受け、2020年はダラス・カウボーイズに加わることになっている。

2015年から出場を停止されていたスミスは、長い航海から帰ってきたブリキの木こりくらいさびついた復帰になる心配をしていない。

「神が俺に才能を与えてくれた。そして、その才能の一つがボールでプレーし、アスリートであるための俺の天性のギフトなんだ」とスミスは『TMZ』に語った。

「俺は今も若い気分でいる。自分の体にマイレージが刻まれている感じがしない。ジムにいったときの感触は今でも最高だ。まだ若くてフレッシュだと感じている。だから、何かあるとすれば、俺はそこへ出て行って自分に何ができるかを楽しみにしている」

かつて有望だったスミスのNFLキャリアだが、その先には複数の飲酒運転を含むフィールド外の問題による出場停止処分が待ち受けていた。最初の2シーズンにあたる2011年と2012年にサック33.5回――2年目は19.5回――を積み上げたものの、その後は横ばいとなっている。

9月に31歳になるスミスは、今は飲酒を控えて清らかな生活を送っている。そんなスミスの願いは、新たなフォーカスがキャリア再開の助けになることだ。

「俺は全体的に前より良い人間になっている。俺はサック20回・・・19.5回を記録した。20って言ったのは、それが20回だったからだ。でも、人生の他のさまざまなことが起こる中、俺はハイレベルでプレーできた。今の人生がどうなっているかを踏まえて、俺は自分に何ができるかをただ楽しみにしている」

カウボーイズは最大400万ドル(約4億3,000万円)の1年契約をスミスと結んだ。200万ドル(約2億1,000万円)がベースサラリーで、サックに対するインセンティブが200万ドルとなっているが、保証はない。

以前に見せていた調子に近い形の復帰ができれば、スミスの再生プロジェクトはカウボーイズにとって恩恵だったことが証明される。それは現時点では壮大な“IF(もしも)”の話だ。カウボーイズがスミスに大きな役割を果たすことを期待すれば問題が生じるだろう。あらゆる生産物がボーナスならば、先手を切る価値はある。

「自分が離れたところまで取り戻すのが目標だ。それはただ、俺が常にハードワークをすることを意味する。俺はいつでも懸命にプレーする。同じことをチームメイトに望むし、ロッカールームにいるみんなも同じように感じていると確信している。そのメンタリティーなら、限界はない。俺たちが必要なことをやり、みんなが可能な限りのプレーをすれば、なんだって可能だと思っている」とスミスは述べた。

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