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Tウィリアムスの49ers移籍を「よく思っていない」レッドスキンズRBピーターソン

2020年05月22日(金) 22:32


ワシントン・レッドスキンズのエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Adrian Kraus】

年齢を全く感じさせないワシントン・レッドスキンズのランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンは、素晴らしいチームメイトがいない中、NFLで13回目のシーズンを迎える。

驚くことではないはずだ。結局、ピーターソンはトレント・ウィリアムスがいないまま2019年シーズンを乗り切った。4月のドラフト中にウィリアムスのサンフランシスコ・49ersへのトレードがやっと決まるという形で収まった経営陣との言い争い。このいさかいが公になり状況がますます悪化した後も、彼は戻ってくるだろうと希望を抱いていた、とピーターソンは現地21日(木)に話している。

チームの公式情報によると「当然、トレードのことはよく思っていない」とピーターソンはコメントしている。「トレントはリーグの中で最高のオフェンスラインの選手だ。彼がどこで何ができるかは手に取るように分かる。レッドスキンズの経営陣と彼とのもめ事がいい結果に終わってくれることを願っていたけど、彼のことを考えると俺もうれしいよ。トレントは高校の頃から知っているし、彼がハッピーならそれ以上のことはない」

少なくともピーターソンからすると、良い結末ではなかったということだ。プロボウルに7回出場したタックル(T)は西へと移り、35歳のRBは頼もしい仲間がいない中、前に進まなければならない。ウィリアムスがずっと自宅で過ごす中、ピーターソンはキャリー211回、898 ヤードを記録し、5 本のタッチダウンを決めるという結果で2019年シーズンはなんとかうまくいった。ピーターソンの出番は減るかもしれないが、2020年もワシントンはきっと問題ないだろう。ベテランのピーターソンは、デリウス・ガイス、ルーキーのアントニオ・ギブソン、元スタンフォード大学のスター選手ブライス・ラブ、そしてオフシーズン中に加わったペイトン・バーバー、ジョシュ・ファーガソン、J.D.マキシックがそろうポテンシャルあふれるRB陣の一人となる。他のチーム同様、ここ数年バックフィールドの負傷者に苦しめられてきたレッドスキンズは数で勝負に出ることにした。それはピーターソンの出場回数を制限することになるかもしれない。

「そんなことは気にしてないよ」とピーターソンは話す。いずれ自分の代わりとなる次世代のRBを育てるということであっても、彼はただチームに貢献するために全力を尽くす。

「俺は自分が優位になるように出し惜しみするようなやつじゃない」とピーターソンは言う。

彼の強みを守ってくれる友人がいない代わりに、ピーターソンは敵に勝てる強みをレッドスキンズに与えるつもりだ。たとえそれが自分の活躍の場を減らすことを意味しているとしても。

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