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シーホークスがRB補強でハイドと1年契約

2020年05月24日(日) 01:04

ヒューストン・テキサンズのカルロス・ハイド【AP Photo/Charlie Riedel】

オフシーズンを通してシアトル・シーホークスはバックフィールドに必要なデプスを加えようと目を凝らしていた。そしてようやくそれを見つけた。

フリーエージェントのランニングバック(RB)、カルロス・ハイドがチームとの1年契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロ、イアン・ラポポートが現地22日(金)に伝えている。金額は最大400万ドル(約4億3,000万円)だとラポポートは付け加えた。

シーホークスは元アトランタ・ファルコンズのRBデボンタ・フリーマンにも関心を示していたが、ハイドとの契約によって、フリーマンが加入する可能性はほぼなくなったとみられている。

シーホークスのオフェンスは2019年のプレーオフで大きく苦戦を強いられた。シーズン終盤にRB陣(ラシャード・ペニー、クリストファー・カーソン、C.J.プロサイス)が次々とけがによって消えてしまい、ファンに人気のマーショーン・リンチが急きょ復帰することになった。リンチは第17週とプレーオフ2試合に出場している。カーソンとペニーが引き続き回復に努める中、キャリア6年のハイドが加わることは心強い後押しになるはずだ。

29歳のハイドは2019年にヒューストン・テキサンズで再び才能を開花させており、ファーストダウンラン(55回)、キャリー(245回)、ラッシングヤード(1,070ヤード)でキャリアハイを記録した。2014年にサンフランシスコ・49ersから全体57位指名を受け、そこで最初の4年を過ごしたハイドにとっては久しぶりのNFC西地区への帰還だ。49ersでは50試合(先発は36回)に出場したが、常にけがに悩まされ続けた。

NFLネットワークのマイケル・シルバーによると、昨シーズンの彼は16戦に出場(先発は14回)したが、見た目ほど万全の状態ではなかったようだ。これが2020年シーズンにどう影響するかは注目に値する。

「シーホークスとサインしたばかりのカルロス・ハイドについて。彼は2月に断裂した肩関節唇の修復手術を受けていたとのこと。2019年中はけがを抱えたままテキサンズでプレーしていたが、プレーオフで敗れたカンザスシティ・チーフス戦で悪化させてしまっていた」

【M】