契約が折り合わなければシーズン欠場もいとわないRBフリーマン
2020年05月25日(月) 10:25ランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンは先日、シアトル・シーホークスとの契約を見送った。そんなフリーマンには2020年シーズン全体を見送る可能性もあるようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイケル・シルバーはフリーエージェント(FA)のフリーマンが“数字が見合わなければ”2020年にプレーしない構えだと伝えている。
シルバーによれば28歳のフリーマンはシーホークスが提示した1年最大400万ドル(約4億3,100万円)よりも高い価値が自分にはあると考えているという。すぐ次の動きに出たシーホークスは現地22日(金)にRBカルロス・ハイドとの契約に合意した。
落胆の2シーズンを終えたフリーマンがFAのこの段階で何かそれ以上のものを生じさせ得るかはまだ分からない。2018年はさまざまな負傷の影響で2試合を除くすべてを欠場している。昨年は2015年に先発となって以来最も少ない656ラッシングヤードとタッチダウン2回、そして、キャリア最低のキャリー平均3.6ヤードにとどまった。
アトランタ・ファルコンズは3月に6シーズンを共に過ごしたフリーマンをリリースした。この6シーズンでフリーマンはプロボウルに2回出場し、リーグ最高額のRBとして5年4,125万ドル(約44億4,400万円)の契約延長を果たしていた。その財私的な安定性が、フリーマンの現在の新チームとの契約における展望を特徴づけているようだ。
「フリーマンはうまく投資しており、これまでに稼いだ収入の大部分を蓄えている。財政面から言えば、彼にはプレーする必要がない。現在のメンタリティーとしては、彼が自分の価値がそうであると考えるものを反映するオファーがなければプレーしないというところだ」とシルバーは述べた。
RBが1シーズンをまるまる見送るのはそれほど珍しいことではない。リビオン・ベルは2年前に契約をめぐる議論からホールドアウトし、かつてジョン・リギンズも殿堂入りしたキャリアの半ばでこの戦術を取った。リッキー・ウィリアムスとマーショーン・リンチは1年の引退の後に複数年にわたってプレーしている。これら4人はそれぞれの復帰時に多くの支払いを得た。また、彼らはサバティカルに入る前のシーズンで生産性の高いシーズンを過ごしている。
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